2024/04/24
蓋をあけて逆さまに投入するだけ! 液体だから粉塵ないし汚れないししかも安い! re-con zero L/A
東京都港区港南。日本を代表する生コンクリート工場で行われた実験はリキッドタイプの残コン粒状化剤による残コン改質。粉じゃないから粉塵が発生しない、爆発しないし健康被害の懸念もないし嵩張らないから現場に優しい。
粉塵が発生しない残コン粒状化ソリューション
1ℓ/m3の液体の入った容器の蓋を開けて残コンの上に逆さまに投入するだけだから嵩張らないし粉塵発生しないし安いから現場に優しいですー。。
日本を代表する生コン工場「残コン」実験
こちらは都心にある日本を代表するとある生コン工場の試験室では同社の悩みの種となっている「残コン」ソリューション開発に関する実験が行われた。
飛散しない! Re-con zero L/A
Re-con zero L/A は従来の造粒材(セルドロンやrcz EVOなど)と違ってリキッドタイプであるところが特徴。既往の造粒材で問題となっていた飛散する粉塵による粉塵爆発や健康被害などの懸念は一切ない。メーカーも口だけインチキ印象操作ブローカー野郎とかではなく、きちんとした世界企業(MAPEI )だ。粉塵が発生しない、ということはドラム内部も汚濁が抑制されることになる。それに、1ℓ/m3と非常に少ない使用量で嵩張らず現場では非常に重宝されている。
ジャブジャブがパラッパラ
さっきまでジャブジャブだった残コンが1〜2分でパラパラに改質される。残コン(不養生コンクリート)であると受け入れが難航するため、re-con zero L/A などを用いてビシッとその場で残渣化させることで受け入れ先の理解も得られやすい。
洗浄も「簡単に落とせます!」
撮影し損なったためテイク2でおねだりしてしまったためヤラセっぽいが実際簡単に洗い落とせると絶賛いただきました。
実は「オワコン」の原材料です
「これ、また締め固めたら固まるの?」と非常に興味・関心を持って尋ねていただいたため、「実はこれ、ポーラスコンクリートとして販売もしています」と造粒ポーラスコンクリート「オワコン」の説明も加えた。
名刺交換をする全ての方々がコンクリート主任技士やコンクリート診断士といった難関資格をさも当たり前のように取得されており、さすがにコンクリートに対しての興味・関心は限りがないようで初めて見た残コンの造粒物をあれこれいじって知的好奇心を満たしていらした。
都市部の残コンには re-con zero L/A
なお、re-con zero L/A は液体の入った容器の蓋を開けそのまま逆さにドラム内の残コンの上に乗せるだけでその後ドラムの回転に従い内容液がこぼれ出し粒状化が進行する。無論、嵩張ることもないし、安いし、粉塵による爆発や健康被害といった懸念もない。むしろ、粉塵を生じさせる造粒材があったとしたら従業員さんがかわいそうだから使わないほうがいいだろう。
会議室の決定を現場に押し付けるようなゴミプロダクトもあるようだけど、そんなものに惑わされずきちんとしたMAPEI製の粒状化剤をこれから生コンポータルではきちんと提案していくようにしたいよねっ。現場で苦しむ人たちを解放するために「伝える」情報発信頑張ろうっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。