2025/04/25
どんなものとでもつながっているスーパー副産物【残コン】(月刊残コン Vol.93)

スポーツ、カーボンニュートラル、ローカル、グローバル、ツーリズムetc.. 水の次に流通する材料と言われるコンクリートの副産物【残コン】はあらゆるすべてのジャンルと関係を持っていました
どんなものとでもつながるスーパー副産物「残コン」
今月の月刊残コンでは様々なジャンルと繋がりのある残コンという側面をフォーカスでっす。
スポーツ
ここ1ヶ月、パデルコートやパンプトラック(写真)などスポーツとの接点がフォーカスされた
関連記事:カーボンニュートラルと規格外コンクリートそしてエクストリームスポーツの意外な接点③
カーボンニュートラル
含まれている水酸化カルシウムに起因して生じる化学反応はカーボンニュートラルにも貢献している
関連記事:中学生にもわかるようにカーボンニュートラルコンクリートを説明する
ローカル
JOIS技術交流会で示されたのは残コンが循環(高度利用)することで地域経済の発展にも貢献するということ
関連記事:JOIS技術交流会「消滅する地方経済とコンクリート産業」 in 静岡県伊豆の国 ②
グローバル
そんな残コンのあり方はグローバルに協業・連携が広がっています
関連記事:MAPEIと生コンポータルの協業はさらなるグレードアップを続けています
ツーリズム
そんな残コンのあり方は観光資源としても期待されています
何とでもつながってるってことは切っても切れねえってことだなっ。てめぇら覚悟しとけよっ
残コンが地球環境に貢献する日も近い
さらに残コン(写真は生コンスラッジ)はコンクリートの性能改善の役にまで立つ可能性が示唆されている
関連記事:生コンスラッジをセメント質量10%超高度利用してもスランプや強度が増進します
みんなのラボ&オフィス
「コンクリートをもっと身近に」
そんな貢献埋もれさせとくわけにはいかないねっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。