2023/04/30
「パリ協定の源流ともいうべき京都議定書の街でやりたい残コン粒状化再生骨材AAMs(ジオポリマー)」
「やってみて」(福田茂理事長)。京都の生コン工業組合のボスからの一言。世界の常識を一変させたパリ協定の源流「京都議定書」の街でいよいよ始まる業界団体が志向する残コンstやジオポリマー(AAMs)はRRCSらとオープンプラットフォームでいよいよ始まる。
京都生コン工業組合研修会
京都生コン工業組合の研修会場の模様。
右・福田理事長(京都福田)に左・山﨑副理事長(山政)が目の前で見守る中でのプレゼン。
「ジオポリ(AAMs)やりませんか?」
RRCSらで推進されている残コン粒状化再生骨材のJIS化と並行して6月2日に予定されている残コンst見学会や組合としての運営構想について説明する宮本さん。
ジオポリってなに?
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RRCSの道路会社・ゼネコンもついてくる
同じく講師として招かれたのはRRCSに加盟する道路会社大成ロテックの渡邊清隆室長。
こうやって実際に「使う人」が参加するRRCSとともに前進できるなら組合が運営する残コンstもジオポリもワンチャン実現しそうだぜ。
「やってみて」(福田茂理事長)
※写真は京都生コン工業組合青年部西会長(木津生コンクリート工業)が満面の笑みで今後の協働を約束している様子。福田茂理事長の写真を撮りそびれたため代理でご登場いただいた。
「やってみて」
長年可愛がっていただいているご当地のボス(福田茂理事長)から発せられた懇親会での一言に目頭が熱くなって思わずそこで、「言質をいただき誠にありがとうございます」と失言しちゃった宮本さんですっ。
いやー、京都だよ? 京都議定書の、京都。そこで、残コン粒状化再生骨材とかジオポリとかすごくね? そんじょそこらの工場ではなく工業組合単位で動くってんだから半端ないよね? 福田茂理事長や山﨑高雄副理事長から全面的協力を約束してもらったんだから、これは失敗のしようがないよね。
その後の懇談の中でも西会長(写真)や山城修二(京都福田)、そして東さん(トーカイコンクリート)他青年部を実際に動かしている皆さんと本件をどのように前進させていくかについてじっくり議論できてとっても楽しかったです。
さあ、いよいよ、ガチで未来の生コンクリートが流通し始めるね。今からとっても楽しみです。まずは、6月2日に京都の皆さんがRRCSの見学会にいらっしゃる(または試験練り)のが次のマイルストンかな。超楽しみっ。
オワッコーン‼︎
それにしても、すごいことになりましたね。福田茂理事長も山﨑高雄副理事長も押しも押されぬ業界の実力者。そんなお二人から「やってみて」力強いお言葉を頂戴しました。これは現地の若手はやらないわけにはいかないですねー。すごい。。
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。