2025/01/10
多様な時代を迎えるにあたってコンクリート産業に求められるあり方(CD研修②)
コンクリートディレクター(CD)の交流をCD研修として各地で展開されているコンクリート実務家らの交流。 白石建設新人CDらを迎えてICCでは多様性を見据えた生コンプラントオペレーションについて議論された。【JOIS技術交流会】なんとランチにはジビエが振る舞われるんだって!「多様性とコンクリート産業」
多様性の時代を見越した生コンプラント
CD研修②では多様性の時代を見越した生コンプラントのあり方についてですー。。
結合材サイロ5種
ICCのサイロは5系統。多様性の時代を迎えるコンクリートを見据えてプラント新設時に設置しました。結合材のみならずCCUなど特殊混和材料への対応もバッチリ。このほか、外付けの混和材貯蔵便の検討も始まっています。
骨材も多様性に対応 レギュラー5種
白石からのCDのお二人、40mmは岡山にはないということで感心していらっしゃいました。
補助グランドホッパー
他、粒状化再生骨材や軽量骨材ほか、どんな骨材でも標準化できる仕様になってます。風雨を凌げるストレージが自慢です。
残コン粒状化再生骨材
そして、ICCの特徴は残コンstで生産されているまじりっ気なし(re-con zero evo や セルドロン といった改質材を一切利用していない)粒状化再生骨材だ。
分級ヤードでは細骨材(写真)と粗骨材に区分される。ちゃんと屋根かかっててすごいでしょ。
混和材料も作ってる
なお、その細骨材やスラッジケーキからさらに微粒分(写真)を取り出しCCU混和材料の生産も行っています。
JOISのCD研修はコンクリート実務家らの交流
JOISで生まれるCDの交流
JIS規格から解き放たれて新しい時代の新しいコンクリート(規格外コンクリート)の市場を創造する。
「コンクリートをもっと身近に」
そんな活躍を知ってもらった方がきっとCD諸氏にとってもやりがいが生まれるよねっ。だから「伝える」情報発信頑張りますっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。