2024/09/20
残渣式流動化処理土(CLSM)は生コン工場にとって最も相応しい製造業
ナマコンバレー(生コンポータル所在地)には来る日も来る日もコンクリートの実務家の皆さんが訪ねていただいています。 昨日(2024/09/19)開催されたCLSM(残渣式流動化処理土)製造設備見学会の模様。
残渣式流動化処理土(CLSM)製造設備のご見学
Lumber_resort で ウェルカムランチ から
日替わり・時間帯ごとに出店業態が変わるカフェLumber_kr夏の名物あさみちゃんのタコライスが供されました。
こちら、ナマコンバレーのLumber_resort(生コンポータルの所在地)案内動画。 ぜひ、訪問者の皆様におかれましては遠慮なく沼ってください。
残渣(スラッジ)ストックヤード
こちら、湿式採石プラントで発生する副産物スラッジ(残渣)のストックヤード。
解泥(かいでい)プール
こちらのプールでミキシングバケットなどを用いてスラリー(泥水)が製造される。こちらが主たる原材料となります。
スラリー(泥水)計量プラント
所定の密度に製造されたスラリーをサンドポンプでポンプアップして計量するためのプラント。ここから運搬車(生コン車)に投入されます。
CLSM製造は生コン工場がピッタリ!
計量されたスラリー(泥水)にはさらに結合材、砂、混和材などが配合されるため、バッチャープラントが併設されていることが望ましい。つまり、生コン工場という業態がCLSMの製造に打って付けということだ。
設備見学では実際に製造をしているバッチャーマン(廣川さん)の面白エピソードトークが炸裂するなど臨場感あふれる体験を通して製造に対する手応えを掴んでいただけるようになっている。
「みんなで作るみんなのラボ&オフィス」JOIS
こちらは、品質管理の設備見学の様子。 JOISでは日夜オンラインオフライン問わずコンクリート実務家らの交流が生まれている。
「コンクリートをもっと身近に」
実務家の皆さんの交流現場も埋もれさせることなく伝えることで少しでも一般の皆さんのお役に立ちたいねっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。