2024/12/28
全国各地からいろんな泥水・スラッジが持ち込まれCLSM適応実験が行われてます
生コンポータルには各地から泥水(スラッジ)が持ちこまれる。 捨てればゴミとなるそれらはCLSMとして再生できる。
生コンポータルのイワモル適応実験
本日は生コンポータルに持ちこまれる各種泥水のCLSM適応実験の模様をお伝えしますぞっ。
各種スラッジのCLSM適応実験やってます
解泥の様子。
ベースの泥水
密度1.32 フロー275。ここからセメント100kg/m3分入れていきます。ここからセメント100kg/m3分入れていきます(ICC池上さん)。
CLSMの管理値から外れる
密度1.4以上、フロー200以上がだいたいの管理値です。フロー235 密度1.37残念(ICC池上さん)。
泥水の性状に応じて配合を設計してます
つぎはベース泥水のフローを上げてC150にします。フロー240 密度1.39 惜しい。密度上げるには再生砂ですね(ICC池上さん)。
イワモル(CLSM)の基準配合
イワモル配合 | BFS | W | RG S | AD | air | 合計 | |
容量 | ℓ | 17 | 250 | 733 | - | - | 1000 |
質量 | kg | 50 | 250 | 1488 | - | - | 1788 |
なお、生コンポータルで示しているイワモル(CLSM)の配合。こちらは残コン由来の細骨材と高炉スラグ微粉末、上澄・スラッジ水を用いて製造されています。
持ち込まれた泥水をもとにさまざまな調整を施されて配合設計されています。詳しくはJOISでも交流されていますのでそちらもご参考ください。
JIS外生コン CLSM も JOISから!
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次のJOIS技術交流会は香川県で楽しい楽しいジビエをいただきながら。 【JOIS技術交流会】なんとランチにはジビエが振る舞われるんだって!「多様性とコンクリート産業」
「コンクリートをもっと身近に」
非常にマニアックな話題となったけどしつこく「伝える」ことは結果として自分たち自身が変化するきっかけにもなるんだっ。だから情報発信って大切っ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。