2025/01/16
道路陥没など大事故が起きてから助けに行く勇姿よりも余程かっこいいと思うのですがいかがでしょうか?【CLSM】
地中の穴ボコの中で行われていることで一般・傍目からは何をやってるか全くわからない生コンCLSMの貢献を「伝える」情報発信をすることで「コンクリートをもっと身近に」不幸を減らしています。
事故が起きてから助けるよりもよほどかっこいいCLSM
本日は大事故・道路陥没を未然に防ぐCLSMの貢献についてご紹介しますぞっ。
地中の穴ボコ埋めてます CLSM
「コンクリートをもっと身近に」をスローガンにCLSM(Controlled Low-Strength Material)の貢献を発信しています。これ、写真で見てもなんのこっちゃわかりませんよね? 陥没事故の未然防止を行なっているところです。
道路陥没が起きる理由
教えて!オワコンちゃん!!
道路陥没は主に以下の理由で発生します。
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土壌の侵食: 雨水や地下水の流れによって、地面の土壌が徐々に削られ、支えが失われることで陥没が発生します。
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地下空洞: 地下に天然の空洞(洞窟や地下河川など)がある場合、地盤が十分に支持されていないと、上部の道路が落ち込むことがあります。
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インフラの劣化: 老朽化した下水道やガス管の漏水が土壌を湿らせ、地面が軟化することにより陥没が起きやすくなります。
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地震や地盤沈下: 地震や自然災害、または地下水位の変動によって地面の構造が不安定になり、陥没の原因となることがあります。
これらの要因が複合的に作用することで、道路陥没が引き起こされることがあります。適切な維持管理が重要です。
コンクリートポンプ車で圧送します
コンクリート圧送車という特殊車両はドロドロのCLSMを圧送して空洞の中を充填します。
生コン車から流し込みます
大規模なコンクリート打設はおよそコンクリート圧送車と生コン車のセットで行われます。
見えない、目立たない、けどすごいでしょ?
一連の作業、穴ボコの中は目視できないし、傍目からはなんのこっちゃわからない。でも、道路陥没を未然に防ぐことで守られる多くの人命があります。陥没して大事故になってから助けに駆けつけるレスキューもかっこいいけど、むしろ、事故が起きないようにしているし、目立たないし、こっちの方がかっこよくない?
見えない、目立たない、伝わりにくい、だからこそコンクリートには情報発信が大切なのです。
CLSMもJOISまで!
JOIS(Japan Out-Industrial Standard)ではコンクリートに携わる方々の相互交流を通して各種規格外コンクリート(CLSM:残渣式流動化処理土、イワモル、オワコン、オコシコンなど)の研究・開発・実装が生まれています。
イワモル配合例(CLSM)
イワモル配合 | BFS | W | RG S | AD | air | 合計 | |
容量 | ℓ | 17 | 250 | 733 | - | - | 1000 |
質量 | kg | 50 | 250 | 1488 | - | - | 1788 |
「コンクリートをもっと身近に」
すごいよね、コンクリートの貢献って。だから「伝える」もっともっと情報発信頑張らなくちゃっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。