2025/02/19
地下構造物はいわば【空洞】そのままにせずきちんとCLSMで充填【安心】
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解体工事の際根っこ(地下階)を引っこ抜く必要がないなんて時もある。でも、ぽっかり穴を開けて危険なその空洞。CLSM(Controlled Low-Strength Material)できちんと充填して安心しましょう。
解体工事でぽっかりあいた穴(地下階)の埋め戻しにもご利用いただいてます
解体工事でぽっかり空いたその空洞放っておかないようにご注意ですぞっ。
CLSM(Controlled Low-Strength Material)打設風景
こちら、とある建築工事の解体でぽっかり口を開けた地下空洞はもともと地下階だったところにCLSMを充填しているところ。
泥水のように流れ込むからしっかり充填
水のようにドロドロの流動体は規格外コンクリートCLSM(写真は残渣式流動化処理土)。
周辺地盤同等以上まで硬化する
地下階周辺の地盤程度まで地盤が硬化するから沈下や陥没の懸念が解消される。
ぼ〜っと眺めてるだけ笑
生コン打設と違ってバイブをかけたりタンピングしたりそういうのない。ぼ〜っと眺めてるだけがCLSMの打設風景となる笑。
CLSMの配合設計や研究・開発・実装もJOISで積極的に交わされています。
CLSMもJOISから!
CLSM配合例
イワモル配合 | BFS | W | RG S | AD | air | 合計 | |
容量 | ℓ | 17 | 250 | 733 | - | - | 1000 |
質量 | kg | 50 | 250 | 1488 | - | - | 1788 |
JOISではコンクリート実務家らが主体的双方向につながりCLSMをはじめとした各種規格外コンクリート(「オワコン」「オコシコン」他)の研究・開発・実装が生まれています。
しっかり充填して安心だねっ。
「コンクリートをもっと身近に」
コンクリートがさらに貢献するためには規格外だけど先進的なコンクリートの市場を創造して拡大する以外にないよっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
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未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。