2024/11/07
CLSM(Controlled Low-Strength Materials)【イワモル】が公共事業(静岡県伊豆の国市発注)にスペックインされました
横浜国立大学(細田暁研究室)と共同研究中のイワモル(CLSM)がこのほど公共事業(静岡県伊豆の国市発注)にスペックインされました。
【祝】イワモルが伊豆の国市(公共事業)にスペックイン!
CLSM(残渣式流動化処理土、イワモル)出荷好調!
こちらはボックスカルバートの埋め戻しに用いられている残渣式流動化処理土。WEBマーケティングの成果により現在CLSMの出荷好調。
大断面なら残渣式流動化処理土
現在、生コンポータルでは2タイプのCLSM(Controlled Low-Strength Materials)を提案しており、写真の①残渣式流動化処理土は100m3を超えるような大断面を埋め戻す(充填する)際に提案されている。 横浜国立大学らと共同研究中の②イワモルは残コンや高炉スラグ微粉末など産業副産物を高度利用したCLSMとなり、大量打設の場合原材料の確保が懸念材料となるためだ。
イワモルの材料は残コンなど産業副産物
こちら、残コンから得られた細骨材(RG細骨材)のストック。 イワモルの主原材料は「残コン」(副産物)が由来となっているためコストが抑えられるのみならずCCU(Carbon Capture Utilization)材料としての評価も得られる。さらに、内在するカルシウムイオンはアルカリ刺激剤として高炉スラグ微粉末の潜在水硬性をブーストする。
残コンですがきちんと管理されてます
なお、残コンだからと言って管理は手を抜いてません。全て屋根付きのストックヤードで取り扱われバッチャープラントでJIS品同様に軽量し製造されています。
伊豆の国市ではスペックインされました!
そしてなんとも嬉しいことにこのたび静岡県伊豆の国市が発注する工事物件では埋め戻し(充填)にイワモルがスペックイン。
スペックインとは
スペック・インとは、例えば、建設工事や設備設置工事、部品や原材料等の購買、システム開発等において、企業が、顧客に対し、自社技術や自社製品役務をアピールし、顧客の発注仕様に、自社が得意とする技術や製品役務を織り込んでもらうような活動です。2022/06/29
イワモル(CLSM)の製造・施工もJOIS!
各地の生コン工場など各地のコンクリート実務家らが交流するJOISではCLSMイワモルについても日夜研究・開発が交わされている。
「コンクリートをもっと身近に」
毎日毎日小さな努力を積み重ねてそれを埋もれさせずに発信することでたまにこうしたとっても嬉しいことに恵まれるんだっ。「伝える」情報発信頑張るぞっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。