2024/08/05
【CNコンクリート】全国に先駆けて公道を初施工。二酸化炭素削減率驚異の25%!【三島】
カーボンニュートラル先進地域として絶賛名乗りをあげている静岡県三島市(CNツーリズムの玄関)。 まずは玄関口として三島駅前の加和太建設新社屋前面道路の施工の様子をご紹介します。 二酸化炭素削減率は驚きの25%(前面道路/公道)となりました。これからも「世界一有名な半島」「CNツーリズム」として地域活性 × 資源循環をテーマに続々と地域おこしを進めていきます。(サマヒル おくがわあきら)
全国に先駆けて初施工(CNコンクリート)を動画で解説
【CNコンクリート】全国に先駆けて公道を初施工。二酸化炭素削減率驚異の25%!【三島】
https://youtu.be/Tr9BLe3C3RU?si=XPYsl06ykylckhJb
CNコンクリートの大規模・公道実装は世界初
カーボンニュートラル先進地域として絶賛名乗りをあげている静岡県三島市(CNツーリズムの玄関)。
まずは玄関口として三島駅前の加和太建設新社屋前面道路の施工の様子をご紹介します。
二酸化炭素削減率は驚きの25%(前面道路/公道)となりました。これからも「世界一有名な半島」「CNツーリズム」として地域活性 × 資源循環をテーマに続々と地域おこしを進めていきます。
00:00 CNコンクリートを全国に先駆けて初施工in三島
00:16 CNコンクリート施工データ/CO2削減率
00:44 コンクリートの配合
01:38 今回の施工データ
CCU100kg/m3 配合が特徴
一口にカーボンニュートラルコンクリートと言っても、その内訳は大きく分けて3つ。
①セメント抑制:コンクリートのCO2排出の最大要因とされるセメントをなるべく使わない。なお、加和太建設外構ならびに三島市公道では、ゼロセメント(クリンカフリー)とBB(高炉セメント)の2種のアプローチが採用された。
②CCU(Carbon Capture Utilization):こちらは写真にあるように、残コンスラッジ微粉末にCO2を固定させ全炭素量分析で固定量を把握したもの(159kg/t)を混和材料として適用(100kg/m3)コンクリートがこの規模で公道に施工された例は知る限り世界初。
③DAC(Direct Air Capture):CO2-Suicom(鹿島)や中性化利用などがあげられるコンクリート自体が気中CO2と反応して固定するアプローチ。なお、こちらの現場は無筋コンクリートであることからもDACによるCO2固定量の測定が見通されている。
CNだけじゃない? なんと路面温度も低減
写真は大袈裟だが、こちらも三島市が発注したCNコンクリート(オワコン)は路面温度が「不気味なくらいに」低いことがわかっている。打ち水などと併用することで気化熱の作用による地球を冷ます効果が期待されている。
関連記事:「赤ちゃんやペットのこと考えたらどっち?」 外気温41.6度 【路面温度】 アスファルト58.0度/CNコンクリート39.4度/CNオワコン41.1度
CO2削減量データ
生コンビニで取り扱っている各種CNコンクリートそれぞれのCO2排出削減率。
関連記事:CNツーリズムでは各種コンクリートの普通コンクリートと比較した【CO2削減量】がわかります
CNツーリズムはJOISから
「コンクリートをもっと身近に」
8月上旬の暑さは圧倒的だねっ(2024/08/05)。ちなみに、宮本さんはcnコンクリートの路面温度がとにかく低いことに今夢中なんですっ。なんでだろ?白いだけでは説明つかないと思うんだよねっ。こうした現場のあれこれも「伝える」「伝わる」「知られる」ことで現実問題としてお役に立たなくちゃねっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。