2024/07/18
【CNツーリズム】地元伊豆の国市議会議員の皆さんの共感をいただきました
静岡県伊豆の国市。生コンポータル(株式会社 長岡生コンクリート)の本社所在地でもある同市の議会議員のご一行様がカーボンニュートラルコンクリートに関する研修会としてナマコンバレー(伊豆の国市長岡925周辺)を訪れた。
カーボンニュートラルツーリズム(伊豆の国市)
誰も傷つかない誰もが招かれる「カーボンニュートラル」をテーマにおよそ2時間の素敵な時間を共有しましたー。。
なんで生コン屋さんでカーボンニュートラルなの?
CNツーリズムの名物「目で見てわかるカーボンニュートラル」。
右から伊豆の国市議員の古谷さん、笹原さん、山口さん、そして市内のコンクリート製品製造会社土屋建材の土屋さん。
ご覧の通り、透明だった上澄水(残コンから得られた搾り水)は呼気に含まれる二酸化炭素と反応(水酸化カルシウム)して炭酸カルシウムとして析出し白濁した。cnツーリズムではこのように体験を通してカーボンニュートラルを知ることができる。
普通のコンクリートは二酸化炭素をいっぱい出してます
通常、生コンクリートは山河を削って得られた原石(鉱物)から二酸化炭素を抜いて(発生させて)得られる結合材(セメント)や砂利・砕石・砂を混ぜて作られるという説明を実物をご覧いただきながら行う。
CNコンクリートは副産物からできている
残コンstで得られた原石(左)を分級して得られた細骨材・砂(右)。
一方、CNコンクリートを構成する原材料の骨材(砂・砕石・砂利)は全て現場で不要となって持ち戻され従来廃棄処分されてきた副産物「残コン」を由来としている。結合材も製鉄所で不要となった鉱滓を由来とする高炉スラグ微粉末としている。
市内の循環についての説明
二次製品メーカーの土屋建材土屋専務からは自社で発生した残コンを副産物・未利用資源として長岡生コンクリートに販売し、そこで加工されて作られる各区主原材料を用いてできた生コンを買い戻して二次製品(写真はブロック)を製造している事例紹介があった。いわゆるサーキュラーエコノミー、完全クローズドループ。従来は年間300万円もの処分費を負担してきたが今後は解放されるという。
Lumber_resortでCNコンクリートの説明
GNN(宮本充也被害者の会)のおかげさまで国家資格である毒物劇物取扱責任者(一般)・危険物取扱責任者(乙4)を取得し「化学式ドンと来い」状態の宮本さんからはCO2が固定化されるまでのメカニズムなどCNコンクリートについてのご説明を申し上げました。
なお、ナマコンバレーのLumber_resortでは実物のCNコンクリートをご見学いただけます。
いつでもおいで!CNツーリズム
CNT参加者各位。右奥宮本さんから時計回りに古谷市議、田中市議、土屋建材土屋専務、加和太建設村上さん、山口市議、笹原市議、fmいずのくに山口イケメン、総勢7名の皆さんのご参加となりました。生コンポータルでは今後加和太建設さんほか地元の有志らと連携してCNツーリズムの発信を強化してまいります。
そんなわけで、インターネットを通じた発信に加えてこのところは従来のセクターの皆さん(発注機関や建設会社、生コン組合に、各種サプライヤー)の方々に向けた発信も始めています。「伝える」「伝わる」を通してコンクリートの貢献を広げていくよっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。