2024/06/11
CNツーリズムでは各種コンクリートの普通コンクリートと比較した【CO2削減量】がわかります
「脱炭素、カーボンネガティブ、言いますけどCO2見たことないし見えないし、言ってることがさっぱりわかりません。」という声にお応えして見せます!各種CNコンクリートのCO2削減量のグラフをご紹介。
各種CNコンクリートのCO2削減量
表に示されているだけでなく、目に見える形で伝えていくCNツーリズムという活動も始まっていますー。。残コン 女の子のセリフ
CO2削減量が出た!!
こちら、残コンstを実装した地域(静岡県東部地区)で製造されている各種CNコンクリートの普通コンクリート(21-18-25(N))に対する排出CO2削減量の対比グラフ。
残コンstで地産地消・資源循環・脱炭素
これまで、埋め立て処分されてきた「残コン」を循環させることで、含まれる水酸化カルシウムが気中CO2と反応・固定(DAC)するCCU(Carbon Capture Utilization)材料として生コンに配合されるフロー図。これまで流通に参画してきたすべてのセクターが同様にその存在意義を求められる。
CO2削減量の根拠はこちら!
各種原材料の発生CO2量を根拠に算出されています。
CO2削減式.pdf(共有:いけがみまこと)
各種CNコンクリートを見学に!(CNツーリズム)
なお、「ヌテコン」(2x3コン、再強コンクリート、他)やかわまち舗装コン(ジオポリマー)、加和太新社屋(CCU材料をふんだんに配合したジオポリマー)他静岡県東部地区を中心に点在する各種CNコンクリートを「面」として捉えてインバウンドを促そうとする取り組み「CNツーリズム」が始まっている。
ヌテコン(2x3コン、再強コンクリート他)
w/b 45.4% 上澄水 | s/a 44% | 1.2% | |||||||
ヌテコン配合 | BB | BFS | W | RG S | RG G | AD | air | 合計 | |
容量 | ℓ | 51 | 81 | 176 | 285 | 362 | - | 45 | 1000 |
質量 | kg | 155 | 233 | 176 | 581 | 840 | 4.66 | - | 1985 |
普通ポルトランドセメント(OPC)の使用量を極限まで減じ、残コン粒状化再生骨材(RG)100%で製造したコンクリートは現在非JISコンクリート(非構造部材ほか)として流通している。
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クリンカーレスコンクリート
川の駅 伊豆城山の管理用道路に舗装されたコンクリートは「ストラーダビアンケ」と名付けられ地域内外の建設関係企業らの絆の証としてランナーやライダーに親しまれている。
関連記事:大成ロテック・土屋建設・MAPEI・生コンポータル(脱炭素コンクリートチーム) から 【記念ロードバイク】 を 【伊豆の国市】 に寄贈しました
クリンカーレスコンクリート(CCU混和材料配合)
三島駅新幹線口目の前にある加和太建設本社外構や敷地内をつんざく三島市公道には大量のCNコンクリートが実装されている。なお、写真のエントランス土間舗装はセメントを用いず、CCU混和材料を100kg/m3配合したコンクリートは一際「白い」。
イワモル
なお、CLSMの1つに数えられる「イワモル」は最強のCNコンクリートでもあるものの、地中構造物の埋め戻しに用いられるためなかなか見学できないのが玉に瑕。
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CN目に見える根拠はこちら!
こちら飽和水酸化カルシウム状態の「上澄水」に呼気(高濃度CO2)をぶくぶくとストローで吹きかける。
https://youtube.com/shorts/LAX-WHWIpWI?feature=share
この通り、水酸化カルシウム(Ca(OH)2)と二酸化炭素(CO2)が反応して炭酸カルシウム(CaCO3)が析出し濁ることが目に見せることのできる脱炭素何よりの証拠。
「コンクリートをもっと身近に」
そんな「目に見えない」現場の価値を「見える形で伝える」ことで僕たちの貢献は埋もれることなく伝わって社会貢献のフィールドも広がっていくはずだねっ。情報発信がんばるよっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。