長岡生コンクリート
創発により紡ぎ出される
コンクリートソリューション

2024/04/27

【ゼロセメント】【DAC】【CCU】脱炭素コンクリートの全ては【伊豆半島】で一度に見れます

【ゼロセメント】【DAC】【CCU】脱炭素コンクリートの全ては【伊豆半島】で一度に見れます

静岡県三島市。新幹線北口の新ランドマークは西沢立衛建築設計事務所が手がけたことで話題となったが駐車場と隣接する三島市公道に舗装されるコンクリートは世界に先駆けてCCU(Carbon Capture Utilization)やDAC(Direct Air Capture)を実装した脱炭素コンクリートとしても耳目を集めている。いよいよ駐車場部分は完成。



加和太の脱炭素駐車場が完成しました

 残コン女の子

本日はいよいよ脱炭素コンクリートが採用された駐車場(加和太新社屋)が完成しましたのでそのお知らせでっす。
続いて、三島市が管理する公道での打設となりますが、世界に先駆けてCCUやDACを実装した脱炭素コンクリートは5月22日に見学者をご招待して公開打設となりますー。。

加和太【脱炭素】【資源循環】コンクリート打設!

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こちらのコンクリートは世界に先駆けて残コン由来のCCU混和材料を実際に生コンに100kg/m3配合(砂置換)して打設された。昨日(2024/04/26)で駐車場部分は完成となった。

159kg/t CO2固定生コンは白い

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生コン歴20年超の宮本さんから見てもとてもいい生コンは普通生コンに比べると白いその理由はCCUにあり。

159kg/t・16kg/m3 固定(CCU)の根拠

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炭素量4.641と1.295
初期値は同じとして
絶対乾燥状態で差し引きすると
全炭素量は5.950と1.590、
固定量は4.360

分子量計算
4.360 × 44/12
にて15.98

計算上CO2固定量は159.9kg- CO2/トン


なお、初期値1.295には残コンにもとより含まれている水酸化カルシウムによるDAC(Direct Air Capture)が想定されるため実際の固定量は159.9kg/t以上と考えられる。

骨材・コンクリートそのもののDACも

なお、残コンスラッジ微粉末以外にも配合されている骨材は残コン粒状骨材となっていることから含まれている水酸化カルシウムによるDAC、さらには無筋コンクリートとして供用される際にコンクリート舗装として気中二酸化炭素により中性化が進行する分を考え合わせると更なる脱炭素が見込まれるため今後コア供試体分析などにより明らかとなっていく見込み。現場には実コンクリートと同様の養生環境で管理されたコア畑が設置予定。

骨材

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水酸化カルシウムたっぷりの残コン粒状化骨材を二酸化炭素でぱんぱんに膨れさせたジップロックの中でシャカシャカすると萎んでいく実験でわかることからも骨材のDACも期待される。

コンクリート

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無論、コンクリートそのものにも大量に水酸化カルシウムが含まれており、無筋コンクリートであることからも中性化の懸念はなく車両の排気ガスに含まれる二酸化炭素とがっつり反応・固定される分についても期待される。

完成! 加和太の脱炭素駐車場

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無事終了の報告はりょうちん(ICC)からもたらされた。続いて5月からは三島市公道に同様のコンクリート打設が予定されている。

まさに伊豆半島の玄関口に資源循環・脱炭素コンクリートが登場ってわけだな。 すでに施工されている脱炭素コンクリート現場(サカナヤステイ・川の駅 伊豆城山)へのガイダンスを設置したりなどいよいよ #世界一有名な半島 伊豆半島は世界をリードする脱炭素・資源循環半島として世界の注目を集めることになるぜっ。
ちなみに、CPコンクリートコンソーシアムの主幹事会社・安藤間は当該コンクリートを「こんなもんCPコンクリートではない」と断言し、残コン・スラッジを一切用いずに最低でもCO2固定量159kg/tは楽勝で超える値のCCU開発にコミットしてるのでてめえら注目だぜっ。
(※注釈:一連の表現はG現場で元請けから得た情報をもとにした宮本さん自身の意見でありGI基金関係者らから得た情報などでは断じてありません)

 残コン姐さん

次は公道! 5月22日加和太で生コンキャンプ!

でできること

設備見学、工場見学は
随時受け付けております。

下記申込みボタンから
お申込みください。

参加申込みをする

技術開発プロジェクトへの
参加申し込みは

下記よりお申込みください。

nagaoka-rmc@yr.tnc.me.jp


※5月21日前夜祭(Lumber_kr)も企画します
0900 CCUコンクリート製造現場見学(伊豆中央コンクリート)

1000 CCUコンクリート施工現場見学(加和太建設駐車場・三島市公道)
1200 昼休憩(移動)
1430 残コン由来の各種原材料製造工程見学(長岡生コンクリート)
1530 セメント0kgで製造されたコンクリート舗装見学(川の駅 伊豆城山)
1630 残コン粒状化骨材100%で打設された舗装見学(サカナヤステイ駐車場)
1700 懇親会(Lumber_kr)
※会費5,000円
申し込み・問い合わせ:生コンポータル(担当:宮本充也
【参考】
ゼロセメント:【静岡】「世界に先駆けて実装された、純白のオワコン。大地を削らない、汚さない、蓋しない、循環するコンクリート」伊豆中央コンクリート・土屋建設
残コン粒状化骨材100%:「地方自治体と生コン組合が本気でタッグを組めばどんなコンクリートだって実装できる」CPコンクリート・RRCS


資源循環・脱炭素コンクリートの揺り籠から墓場までまるっとご覧いただける生コンキャンプは5月21日22日に  #世界一有名な半島 伊豆半島を舞台に行われます。

残コンさん、残コン姐さん。 今日は伊豆半島の玄関口にいよいよ完成した脱炭素・資源循環コンクリート駐車場のご紹介ご苦労様っ。
「コンクリートをもっと身近に」
これまでも、脱炭素・資源循環コンクリートの先端事例はここ伊豆半島で大々的に見ることができました。いよいよこちらが完成すればゼロセメント・CCU・DACと脱炭素揃い踏みコンクリートは伊豆半島で全部見学ができるってことになるわけなんだっ。 だから「伝える」情報発信に全集中だよっ。
オワッコーン‼︎

 宮本

 残コン女の子

ぉ、おわ??。。 確かに脱炭素コンクリートに求められる要件(ゼロセメント・DAC・CCU)全てが実装されたコンクリートは全部伊豆半島でご覧いただけることになりましたー。。
残コン‼︎ オワッコーン‼︎

 残コン姐さん



作者・宮本充也

残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。

Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。

After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士