2025/01/24
【残コン】高度利用に不可欠:アルカリ刺激・JIS外・カーボンニュートラル・混合セメント・ MPQ(月刊残コン Vol.90)
四半世紀に突入した生コンポータル残コンとの格闘の歴史。アルカリ刺激にもなる残コンを高度利用したい、規格外コンクリートが自然な候補、カーボンニュートラルは追い風、混合セメントのトレンドを利用、出張JOISでもお馴染み次世代のコンクリート用化学混和剤Mapecubeが全国各地を席巻しています。
各地に衝撃お届けしてます
現在出張JOISでは「残コン」を高度利用することで生コン工場の問題解決を推進するためにさまざまな地域に出張をして議論を展開していますー。。
残コン高度利用にはJIS外品など自由度の高い生コンクリートの市場創造が必須であり、そのためには「残コン」が有するアルカリ刺激効果、時代の要請であるカーボンニュートラル、混合セメント、付帯するコンクリート用化学混和剤の研究・開発・実装が求められまっす。
沖縄・南建工業
今回はご挨拶のみとなったが、近いうちに再訪しMapecubeの実験をお約束しました。 写真は比嘉社長。沖縄の規格外コンクリート(JOIS)をリードするのは南建工業だ!
岡山・白石建設
ひらめきをそのまま行動に移す会社・白石建設では宮本さん不在で行われました。 にしても、 MPQのスランプ保持性能はすごい。 【岡山】 社長の思いつきひらめきで突然実施された出張JOISは 2x3コン に Mapecube 60W 試してみました
大分・大分綜合建設
こちらはJIS規格が残コン粒状化再生骨材を云々する20年以上も前から実装を果たしているヨーナクリートの大分綜合建設さん。 【大分】ご当地で20年の歴史を誇る定番生コン 【ヨーナクリート】 と 【Mapecube 60W】 の出会い
鹿児島・木田組生コン鹿児島工場
「おじゃったもんせ」木田組生コン鹿児島工場さんとはご縁が深く今回も活発な議論が行われました。 【大分】ご当地で20年の歴史を誇る定番生コン 【ヨーナクリート】 と 【Mapecube 60W】 の出会い
静岡・ICC
残コンstの始祖・ICC(伊豆中央コンクリート)ではもはや残コン粒状化には市販の薬剤(re-con zero evoやセルドロンなど)を一切用いず残コンだけでクローズドループを達成している。なお、Mapecubeはシンガポールから輸入を予定されており、当該工場の規格外品に標準的に実装を予定している。 エントランスが試験室でフィルタープレスとトロンメルのない生コン工場(CD研修①)
世の中はガンガン動いてんなっ。今日は愛知の毛受兄貴のところで派手に暴れるぜっ。
出張JOISがお邪魔します! 香川2025/01/31 in 大成生コン
1130現地集合
・出張JOIS(Mapecube比較実験)
・リモート生コン工場創業見学会報告(日工)
・事業規模1兆円?! 地場ゼネコンのプラットフォーム(加和太建設/On-Site X)
・3Dプリンティングコンクリート(Polyuse)
・カーボンニュートラルコンクリート時代におけるセメント産業のあり方(日鉄高炉)
・各種規格外コンクリート(横浜国立大学、他)
・「残コンさんいらっしゃい」(サンコン、他)
兵庫・大慶生コンに始まり、大阪・寝屋川コンクリート、岡山・白石建設、大分・大分綜合建設、鹿児島・木田組生コン鹿児島工場、そして本日愛知・毛受建材、来週は香川・大成生コンとすでに8都道府県で開催されている出張JOISでは残コンの高度利用に欠かせない次世代の化学混和剤Mapecube(MPQ)が紹介されています。
イベントカレンダー
Japan Out-Industrial Standard
「コンクリートをもっと身近に」
JOIS関連ではかなり専門性の高い内容を取り扱っていますがとにかくコンクリートは形になってナンボ。研究・開発で止まるのではなく是が非でも実装まで持っていく。それが僕たちの使命だねっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。