2025/04/14
JOIS技術交流会「消滅する地方経済とコンクリート産業」 in 静岡県伊豆の国 ②

怒涛の3日間が終わり月曜日を無事迎えています。 いちいち理屈で受け止めることのできないほどの情報過多。これはもう感じるそして動く以外に方法はありません。軸がしっかりしていれば大きな失敗もないだろうしそもそも失敗なんかない。JOIS技術交流会②座学について
JOIS技術交流会② 座学
本日はJOIS技術交流会 座学 をお伝えしますー。。
JOISセミナー in crotchet / school
左・JIC森先生と右・智絵姫(大分綜合建設)素晴らしいショットである(撮影:おおいしゆき)
#ナマコンバレー と crotchet / school(CNSP)を無料シャトルバスが運行しました
基調講演 「その規格値信頼できる?」 林和彦
規格値の罠について実際の材料分離やスランプを用いてのご説明。 この後の鶴田社長(qnote)の発表「主意主義と主知主義の違い」にも通じる、林和彦先生一流の現場主義が示されました
3D空間を体験しよう
午前中の残コンst見学で林先生が撮影されておられたのは数分で構築できちゃう通常のブラウザで利用可能な3Dデータに数十人一度にログインできる。今もできる
https://live.arrival.space/95221635_9727
これ以外にも、10個程度の場を当日作りました
https://live.arrival.space/95221635_8831
ポータル
CD(コンクリートディレクター)協会 by サンコンさん
そして、我らがリーダー船尾サンコンさん登壇!
知識ではなく現場やモチベーションに寄り添った資格「コンクリートディレクター」創設。 規格にがんじがらめになるのではなく、現場にあって現場のニーズに柔軟に応えることのできるコンクリートパーソンを育成する
脱!「生コン工場 or 現地プラント」セイア野中部長
今後JOISコンクリートディレクターとセイアは既往の現地プラントと生コン工場の間にあるエアポケットのような市場(現地プラントを建設するほどの規模ではなく、また生コン工場では1時間半で届けられない、あるいは特殊コンクリートすぎて対応できない)を共同して開拓していくこととなる
生コンナレッジシェア qnote鶴田社長
即物的で俗物的な人々の欲求を煽るような成長を遂げてしまったインターネットの反省に立ちAIの時代には本当に人が輝ける幸せになれるシステム開発が必要という内容。これから、コンクリートディレクターが現場で最高に活躍できるようなサポートシステムの構築が始まります
コンクリートがふるさと納税の返礼品 小松職員
時代は変化している。まさかのコンクリートの可能性がどんどん発掘されている。 今度はふるさと納税の返礼品に規格外コンクリート「オワコン」が指定される未来がすぐそこまでやってきた
このところオワコンの宮本さん的にはブログのネタに困るどころかありすぎて書ききれない充実した毎日だそうです
続き(③)は生コンプラント遠隔操作デモ他
YNUの学生さんたちから「オワコン」(造粒ポーラスコンクリート)や「イワモル」(CLSM)それぞれの最新の研究が共有されました。そして、この後は生コンプラントを遠隔操作するデモンストレーション。製造された生コンクリートを用いたパンプトラックやドットコンの施工となります
「コンクリートをもっと身近に」
今日からMAPEIジョルジオさんと実験が始まるよっ。 いいことやってるんだから、隠したりせずガンガン発信していくよっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。