2023/04/17
「《ジオポリマー》専用混和剤《Mapecube GEO》の使用方法と購入方法」
いよいよ来週の水・木(2023/04/26-27)には国内初のジオポリマー実機製造・出荷・実装見学会は静岡県伊豆の国市長岡925で開催される。興味がある人は宮本さんのLINEまで直接ご連絡ください。「《ジオポリマー》専用混和剤《Mapecube GEO》の使用方法と購入方法」について。
Mapecube GEO
アルカリ刺激剤・ジオポリマー専用化学混和剤Mapecube GEO。
関連記事:「ジオポリマー や AAMs セメントクリンカー の潜在性をブーストする全く新しい混和剤の誕生」MAPEI
ジオポリマー配合設計
ジオポリマー 配合値(㎏/m3)(→ 3/31 実施の試験練り配合 ※1週強度13.3N/mm2)
W:148 B:323 S:664 G:784 Geo:30 (AD:2.98)
B → 高炉スラグ微粉末(密度:2.88)
S → RG細骨材(密度:2.05)
G → RG粗骨材(密度:2.30)
AD → SV10L
1週強度試験結果。OPCほどの強度発現は期待できないが、実用には十分耐えられる水準は確保している。来週(本日2023/04/17時点)いよいよICCで実機による製造・出荷・実装を予定している。
関連記事:「粒状化骨材100%で製造したジオポリマー(RG骨材GEO)の1・4週強度結果」
ちなみに今日も試験練りを予定しているが、①結合材中OPC3割配合・Mapcube GEO5ℓ(前回は30ℓ)、②1DAY PAVEに準じたもの、の2種類を試してみる予定だ。
現時点ではRG骨材(残コン造粒骨材)を標準としているが、V骨材との比較による「骨材からのアルカリ刺激供給の度合い」など、まだまだジオポリマーコンクリートは未知数な技術分野だぜ。
Mapecube GEOの価格(暫定)
今年度(2023年4月〜)初期ロットが製造され内1000ℓが日本の出荷されたMapecube GEO。
【参考】原価計算例
結合材/ton:OPC15,000円 vs GGBFS10,000円:△1,500円/300kg配合
骨材/ton:V骨材4,000円 vs RG骨材1,000円:△4,500円/1500kg配合
GEO:1€=147円*30ℓ=4,410円(※本日2023/04/17)のレート+750円/30ℓ:5,160円/30ℓ
差引:△840円
真面目はさておき、現在国内での生産やさらなる最適配合の探求etc、さまざまなチャレンジが進んでるぜっ。現行の使用量30ℓを仮に5ℓ(6分の1)まで減じることができればGEOが860円/m3になるしな。十分期待できるはずだぜっ。
今後の試験練りで得られた成果は都度blgで共有する予定だから見逃すなよっ。
2023/04/26-27GEO実機製造・出荷・実装見学会
結合材は全て高炉スラグ微粉末であること、骨材もRG骨材であることから、白色を呈するのがRGジオポリマーの特徴。
告知です! 来週4月26日〜27日にかけて、RGジオポリ実機製造・出荷・実装見学会を行うことになりましたっ。宮本さん、午前中はblgで忙しいのでPMになると思うけど。当日は各地から有名人が続々集まる予定だよっ。君もきたら有名人の仲間入りだよ。その時にはカフェLumberも開店してるから、伊豆に遊びに来るついでにジオポリマー見学していけばいいじゃん、ユー、見学しちゃいなよ。
オワッコーン‼︎
Mapecube GEO購入方法
最後に一番大切なMapecube GEOの購入を希望される方は、当面は宮本さんのLINEまでその旨お知らせください。今週1000ℓ届くとはいえ、当面は試験練り・R&D限定でお譲りすることになると思います。試験練りにご利用される場合は1リットルからお譲りしてます。ジオポリマーの可能性をごいっしょに探求しましょう。
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。