長岡生コンクリート
創発により紡ぎ出される
コンクリートソリューション

2024/10/17

グローバル企業MAPEIと日本最大の生コンクリート工業組合の出会い

グローバル企業MAPEIと日本最大の生コンクリート工業組合の出会い

グローバル企業MAPEIは日本ではここ15年間中小零細企業生コンポータル(株式会社 長岡生コンクリート)と歩みをともにした。 カーボンニュートラル、そしてサーキュラーエコノミーといった時代の要請は日本最大の生コンクリート工業組合との出会いをもたらした。



MAPEI in 大阪兵庫生コン工組

 残コン女の子

本日は月曜日から来日されているMAPEIジョルジオさんと訪問した大阪兵庫生コンクリート工業組合さんの模様をご紹介しまっす。 規制や規格に入口を見出すことの難しかった日本市場でしたが、新しい時代の要請は規格外品市場の拡大をもたらし、日本最大のコンクリート工業組合に導かれて最先端の化学混和剤がもたらされようとしていますー。。

おかげさまでディープな大阪観光

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さすが、ご当地のサンコンさんや山﨑さん直々のご案内。 ディープな大阪夜の街を観光できてジョルジオさんご満悦。

関西コンクリート流のおもてなし

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関西コンクリート技術の顔ともいうべき山﨑さん(浅沼組研究所所長)とツーショット。現場や学会を行き来する一流のコンクリートエンジニアだけあって話題も国内外多岐にわたってジョルジオさん楽しそうでした。

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ゲストのジョルジオさんのために何か獲物を仕留めようとしているサンコンさん(大阪兵庫生コン工業組合)。こちらに銃口が向いていると想像するだけでゾッとしますねー。ジョルジオさんこの後いただいた獲物を美味しく頂戴しました。

サンコンさんから大阪兵庫のプレゼン

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サンコンさんからは日本最大の加盟工場数を誇る大阪兵庫生コン工業組合についてのご紹介。 来年完成予定のR&Dセンターや、再強コンクリートなどサーキュラーエコノミーやカーボンニュートラルを強く意識したいコンクリート開発状況は課題についてご案内いただいた。https://innovation-center.osaka-kouiki.or.jp/

MAPEI会社紹介

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続いて、日本におけるプレゼンスはイマイチながらもグローバルに活躍する建設化学資材メーカーMAPEIの会社紹介。 宮本さん的には15年ほどの付き合いになるが、その過程で売上額は現在6800億円まで成長し、製造ラインも当時の16ラインから現在25ラインを超えるまでに広がりを見せている。

MAPEIが規格外コンクリートに提案する化学混和剤

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現在MAPEIが注力している化学混和剤シリーズはmapecubeとなっている。従来の化学混和剤のアプローチではなく、コンクリート中に含まれる未水和セメントに訴求することで同水セメント(結合材)比で10%の強度増進を期待しうるもの。

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Mapecubeシリーズには各種用途(クリンカーフリー、スラグ、フライアッシュ、汎用品など)がある。 現在世界的トレンドと言っていいカーボンニュートラルを考えた場合こうしたセメント量を低減する目的の化学混和剤の市場は広がっていくはずだ。

大阪兵庫生コン工業組合さんでは実務についての様々な意見交換はもちろん人気シリーズ「残コンさんいらっしゃい!」にはジョルジオさんに出演していただくなど盛りだくさんの内容となりました。

まさ固さん

「残コンさんいらっしゃい!」MAPEI 乞うご期待!

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ディスカッションと「残コンさんいらっしゃい」収録の合間にランチミーティング。この15年間日本へのコンクリート用化学混和剤提案を継続してきたMAPEIが日本最大の生コン工業組合と出会い、これからどんな出来事が起きるかを想像すると宮本さんワナワナしちゃいます。

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「みんなで作るみんなのラボ&オフィス」ではこのような交流がいつだって生まれています。次回は1月24日(金)香川県高松市で。

残コンさん、まさ固さん。 オワコンの宮本さんですっ。 いよいよ本物同士が日本で出会った記念すべき模様のご紹介ご苦労様っ。
「コンクリートをもっと身近に」
コンクリート用化学混和剤は誰が使ってるかってゼネコンでも大学・研究機関でもありません。宮本さんたち生コン屋さんが料理をして現場に届けています。だからこそ、サンコンさんが言われるように、きちんとした連携が必要なのです。そんなみのりある議論をこれからも「伝える」発信してまいりたいと存じますっ。
オワッコーン‼︎

 宮本

 残コン女の子

ぉ、おわ??。。 日本のコンクリート産業で巨人同士がどのような連携を始めるのか目が離せませんー。。
ぉわっこーン!

まさ固さん



作者・宮本充也

残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。

Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。

After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:採石業務管理者/2級FP技能士