2023/05/14
【兵庫】「路肩の崩壊対策(保護・固定・保全)に用いられたブロックはなんと残コンでできてました」泰慶
生コンキャンプ(Lab)では各地で活躍するラストワンマイルで生まれるアイディアや技術を紹介している。「路肩の崩壊対策(保護・固定・保全)に用いられたブロックはなんと残コンでできてました」泰慶らにより展開されているBETONBLOCKについて。
路肩の固定に残コンブロック
仮設に残コンブロックいかが?
民地(畑)と道路の境界(路肩)の保全(そのままにしておくと崩壊してしまう)に役にたつ重量と形状を有している。
ブロック単体で抑えているのではなく、凹凸が噛み合って一体の構造物として路肩を保護。
【参考】ベトンブロック
オランダで製造されるBetonblockの国内取扱は泰慶が行っている。
アイキャッチもいける?
セレブでおしゃれなプール。
実はこれも残コンブロックで建設された。
写真のような建築確認のいらない構造物なら公共事業が評価しない「見た目」「美しさ」「おしゃれ」「アイキャッチ」みたいな文脈でも訴求できるってわけさ。
残コンには無限の可能性がある
粒状化再生骨材(細骨材)と言われる材料も源流は「残コン」。出口・用途は無限に考えられ、「砂マフィアが暗躍」するこの時代に残コンの価値は無限の潜在性を有する。
長年、てか、23年この「残コン」と向き合って、毎日blg3本8年目の多くは残コンに関わる記事を更新し続けている宮本さんはいわば世界でも屈指の残コン第一人者ってわけさ。だから、お昼ご馳走になったからって言いたいことは言わせてもらうぜ、えっへん。
それにしても、残コンブロックの舗装利用ってありだなって思いました、はい。ただ、寝かせておいておくだけで十分確かに舗装になるよね、 PC版的な。これ、目から鱗というか、灯台下暗しだったな。ドットコンって舗装もあるくらいだしねっ。
「コンクリートをもっと身近に」
そんなアイディアも結局はもっともっとコンクリートのことを一般の方々の目に晒して行かなければ生まれないって思うんだ。いろんな人の目に触れる、交流が生まれる、意見が交換される。そのことで、コンクリートにこれまで期待されてこなかったさまざまが発掘されるってことだね。だから「伝える」情報発信がこれからも重要ってことです。はい。
オワッコーン‼︎
残コンをブロックにして舗装にするって「オワコン」「オコシコン」「ドットコン」などすでに生まれている透水性コンクリートとのシナジーも生まれそうですし確かに面白いかもです。。
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。