2023/05/31
【宮崎】「コンクリート舗装推進協議会の総本山で関係諸団体の連携が始まる」
RRCS(代表理事・野口貴文先生)らが静岡県伊豆の国市で樹立した関係諸団体(地元生コン組合や、建設業協会、発注機関ら)との「残コン」「コンクリート舗装」をめぐる連携。今度はコンクリート舗装推進協議会の総本山なる宮崎県で規模拡大で始まろうとしている。
生コンの圧倒的カリスマが動く
コンクリート舗装推進協議会の会長・木田正美。
平素よりお世話になっている木田会長をお訪ねしたのは現在静岡県東部で始まっている、生コン組合・建設業協会・発注機関が連携して残コンをコンクリート舗装として循環させる取り組みを、宮崎県全体で再現するお打ち合わせのためでした。。
県ごと脱退。なんならJISも
コンクリート舗装推進協議会は宮崎県生コン工業組合を事務局として活動が進んでいる。
「なんならJISも返納」を仄めかして高級官僚の心胆を寒からしめたこともあるんだそうだ。たまんねえなっ。
資源循環・脱炭素・地産地消を宮崎から
会長室に県知事や大臣経験者、派閥の領袖などとのスナップ写真だらけに圧倒される。
生コン組合・建設業協会・発注機関の連携
宮崎県全体を巻き込んで進めようとしているプロジェクトの参考としてRRCS(代表理事・野口貴文先生)らのCPコンクリートが関係諸団体の連携の末に実装された事例が引用された。
関連記事:「地方自治体と生コン組合が本気でタッグを組めばどんなコンクリートだって実装できる」CPコンクリート・RRCS
残コンとコンクリート舗装で業界刷新
お馴染み偉人との記念撮影。
2017年にも訪ねていた記録。
この取り組みの特徴は、「残コン」と「コンクリート舗装」という、いわば、リスクとチャンスを組み合わせたところにあるんですねっ。
建設・コンクリート業界みんなの困りもの残コンを県全体で骨材など原料として循環させ、その出口をコンクリート舗装に見出す、というね。そんじょそこらの生コン工場が言ってるんじゃない。独立国家宮崎県生コンクリート工業組合のドンがそうおっしゃっているのです。これは、動かないわけないよね。うん。やばいね。
「コンクリートをもっと身近に」
兎にも角にもやる、今すぐやる。この姿勢が大切なんだと思うな。やってみなけりゃ正解なんかわからないからね。正解があらかじめ用意されている世界で1番から100番が序列される経験しかしたことのないお行儀のいい真面目ちゃんにはイノベーションなんか起こせっこないってことだね。これからが、マジで楽しみですっ。ちなみに、6月20日に今度は宮崎市にある工業組合を関係者でお訪ねすることになりました。いよいよ始まりですっ。
オワッコーン‼︎
内山アドバンスの柳内光子さん然り、木田組生コン木田正美さん然り。いわば、業界を作ってきた方々の背中は若手の皆さんの勇気や元気になるはずですー。
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。