2023/06/21
「新しいコンクリート舗装実装の標準モデルは宮崎県から始まります」宮崎県生コンクリート工業組合
宮崎県宮崎市。宮崎県生コンクリート工業組合では未来のコンクリート舗装の標準について熱く議論が交わされていた。やると言ったらやる。是が非でも何がなんでもやる。そんな男たちの熱い魂に触れる。
宮崎がやる!コンクリート舗装の標準創造
真ん中:伝説の木田正美、左手前:建設業協会会長藤元健二、右手:宮崎大学名誉教授中澤隆雄。
どんなことやるの? 地域を上げたコンクリ舗装
タイミングよく上梓された日経クロステックの記事を中心に宮崎県全域を舞台としたスキームについて議論される。
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地産地消・資源循環・脱炭素
身近なコンクリート
現在民間工事(小規模・エクステリア)で絶賛バズ中の「オワコン」(や「オコシコン」)のような貧配合ポーラスコンクリート舗装のような「せいぜい駐車場」的なものをイメージ。
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地域における資源循環
全国でもとりわけ骨材事情が逼迫する宮崎県が創造するコンクリート舗装の原材料は地域で発生する「残コン」を想定。動画は残コンstプレゼン。
そのため、残コンを集約するための敷地の確保(残コンstプロトタイプの設置場所)が急がれる。
出口は簡易舗装
写真引用:駐車場を砂利敷きにするメリット・デメリット【砂利のプロが解説】(石黒建材)
「政治力でゴリ押し」伝家の宝刀を殿に抜かせるんじゃねえぞてめえらっ。
ついでに「脱炭素」
関連記事:「上澄水散水養生の効果は骨材の表面積やCO2濃度が大きい方が合理的」
宮崎が誇るコンクリート技術者ツートップ右・市川試験場長、左・小川技術課長補佐。
宮崎県で生まれる未来のコンクリート舗装
「3ヶ月、遅くとも半年以内には具体的な成果をあげます」。このお三方を前にして自ら期限を切った(退路を絶った)宮本さん。
「コンクリートをもっと身近に」
生コン工場あるあるに、できない・やらない理由から喋り出す、と言うのがあります。一方、木田正美は「ダメで元々。やるぞ」が信条でいらっしゃるようです。男が惚れる男って感じっす。今の生コン業界にはこの精神が必要なんだと思います。すぐに陰口を叩いたり、裏で妨害したりする馬鹿が多いからね、この業界特に。閉鎖的だからこうなっちゃったんだろうけど。。 文句があるなら直接言ってこいやゴ⚪︎野郎どもっ(照)。
と言うわけで、てめえら、宮崎に先起こされてもいいんか? と言う挑発blgでしたっ、テヘペロ‼︎
オワッコーン‼︎
いよいよ宮崎県が動き出すんですねー。ご当地のボスは政界にも強い人脈を持たれていらっしゃいますし、脇は中澤先生がきちっと重石となって構えていらっしゃいますから、ほんとにここから標準が産まれちゃいそうですー。
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。