2023/08/23
「自分で作れる?! 【残コナ】ならびに【セメドロン】の製造方法を公開します」
今話題の「残コナ」「セメドロン」はなんと自前で製造可能。今回は本邦初(というよりも世界で初めて)その製造工程の詳細について紹介する。さあ、生コン工場のみんな! 残コナ・セメドロン作っちゃおう!
「残コナ」「セメドロン」について
残コナって何?
岡山県白石建設の武南さんが考案したプロセスで生コンスラッジを処理することで得られるパウダーは「残コナ」と名付けられ現在アルカリ刺激材・混和材用途としての研究開発が進められている。
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造粒用途には「セメドロン」
兄弟製品「セルドロン」同様(以上)に効果的に残コンをパラパラにすることも明らかとなった「残コナ」は造粒材用ととしては「セメドロン」として普及推進が始まる。
関連記事:「有機系造粒材【セルドロン】の兄弟製品として《完全無機》《残コン由来》造粒材【セメドロン】爆誕」
本邦初公開「残コナ」「セメドロン」製造方法
スラッジケーキをホッパに投入
天日乾燥されたスラッジケーキの受材装置。
振動ぶるいで分級
分級工程。大きい粒径はここでカットされる。
サンドリファイナリで3mm未満にすりつぶし
こちら、サンドリファイナリと呼ばれる設備。
集塵機で「残コナ」「セメドロン」を補修
集塵機で粉塵(「残コナ」「セメドロン」)を捕集する。
「残コナ」「セメドロン」いっちょ上がり
補修され「残コナ」「セメドロン」が完成。
近隣の生コン工場が困ってるスラッジケーキを大量に仕入れてやって奴らを喜ばせてやらなきゃなっ。
「残コナ」「セメドロン」フェロー会員募集
自前で製造できる「残コン」「セメドロン」の製造パートナーを全国・全世界的に募集する事業が始まる。つまり、「スラッジあるところに残コナ・セメドロン製造パートナーあり」(地産地消)ということで、世界中でこのプロダクトを普及させるためのインフラづくりだ。わざわざどこか遠くで作ったコナを需要地にCO2ばら撒いて金をかけて持っていく必要はない。
「コンクリートをもっと身近に」
まあ、そんな感じでblgを書いているわけですが、だいたいホテルの部屋とか自宅で1人で書いているわけで、ぶりがついてきてどんどん内容が大風呂敷になっちゃうわけであります。少しだけ謙虚さを取り戻さないとって、若干45歳の宮本さんの心中でした。
オワッコーン‼︎
毎日せっせとblg3本をお一人で書いてたらそらメンヘラ入るのも仕方ないですね。。なるべく精神を安定させていただければと切に願いまっす。
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。