2023/09/28
【号外】「ホワイトカーボンを西沢立衛に提案!」(野口貴文) いよいよ実装される残コンを活用(資源循環)した白舗装(月刊残コン)
世界的巨匠・建築家として名高い西沢立衛と「ホワイトカーボン」の提唱者・野口貴文の対談。加和太建設(三島)の新社屋コンクリート舗装に「残コンにCO2を吸わせた原材料を用いたコンクリート」が採用される。
西沢立衛 x 野口貴文 「ホワイトカーボン」
https://youtu.be/UIHniO5uTXo?si=eGq23Gc8JUEjI2Yh
第34回となりました今回は、プリツカー賞の受賞歴もある日本を代表する建築家・西沢立衛先生をお招きして、「人、建築、そして街並み」をテーマに、建築と街についてのお話を伺いました。
00:00 オープニング
00:37 建築と向き合っている理念/方向性
02:30 建築材料における地域性と選び方
09:00 豊島美術館建設に至った発想・思い
14:30 建築設計に携わる上で大事にしていること
16:52 これからのコンクリートのあり方
22:00 歴史、日本らしさ、現代とこれから
28:07 エンディング
世界の西澤建築に「ホワイトカーボン」を提案
@ Office of Ryue Nishizawa
野口貴文から西沢立衛に現在進行中の加和太建設本社社屋ビルの舗装コンクリートに「ホワイトカーボン」を提案。建築工事で発生した「残コン」にCO2を吸収・固定させて骨材として使って、つまり「ホワイトカーボン」の舗装材料を使いましょう。
「ぜひお声がけいただいて、我々(RRCS)の方では技術的にサポートしていきたいと思ってます」(野口貴文)
「素晴らしい」(を連発する西沢立衛)
「残コン」に「CO2」を吸わる事例
「残コナ」をCCUとして
残コン(生コンスラッジ)由来の粉「残コナ」と呼ばれたこちらは豊富な水酸化カルシウム溶液を含んでおり気中CO2と反応させればそのまま炭酸カルシウム(CCU)として活用できる。
関連記事:残コナstさえあれば怖くないばかりか 【もっと欲しくなっちゃう】 スラッジケーキや残コン
粒状骨材(残コン)もCCUに
そもそも「残コン」からできている「粒状骨材」(写真)は水酸化カルシウムそのものなので人為的にCO2との反応・固定を促すことによりCCUとして用いることができる。
関連記事:「いつでも誰でも大歓迎!」 生コン工場見学ツアーでできること
コンクリートもCO2を吸い込む
そもそもコンクリートは豊富に水酸化カルシウムを有していることに持ってきてさらにポーラスコンクリート(写真:オコシコン)はその表面積が非常に広く、さらに使用される箇所が舗装と空気を構成するO2(32)、N2(28)に比べてCO2は44と分子量も大きく、つまり「重い」ことからも底に溜まりやすくそれだけ反応が促されることが期待される。
【注目】加和太建設新社屋は三島駅新幹線口目の前
現在西沢立衛が手がけ新築されている加和太建設本社は三島駅新幹線口の目と鼻の先。世界の西沢建築に、世界の飢餓を癒す「ホワイトカーボン」が実装されるこの事件に注目が集まる。
「コンクリートをもっと身近に」
というわけで、僕たちの崇拝する野口貴文先生からじきじきに「ホワイトカーボン」のご提案を西沢立衛さんにしていただいたことは感無量を通り越して無量大数だね!
オワッコーン‼︎
この対談、宮本さん肝煎りでマッチアップされた対談だけに、相当気合が入ってますね! 前回の「坂田昇 x 野口貴文」対談に追いつけ追い越せで、プロモーションを頑張りましょうー。。
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。