2023/11/08
【静岡】伊豆中央コンクリートでは従来の「残渣式」と「イワモル」ともに製造・出荷を行います
静岡県沼津市香貫。残渣式流動化処理土を地中の水道廃止管の充填に採用。伊豆中央コンクリートでは流動化処理土は「残渣式」「イワモル」両建てで行なっています!
製造:伊豆中央コンクリート(担当:わたなべまさつぐ)、施工:令和建設(3m3)
「イワモル」と「残渣式」のW体制
街角の風景
全般的にコンクリート系企業は「何やってるかわからない」が弱みと考えていて、この風景は実際コンクリートに関する工事現場なのではあるが、一般には何も伝わらないのが常。
ポンプ車もあまり馴染みがないけど用いてる
こちらも特殊車両だから、一般には何のことやら全くわからないとは思うが、ポンプ車と言って生コンを移送するための設備。このところ、小澤創業の小澤辰矢さんがバズったりしたこともあって多少は認知されるようになったか。
見ても何のこっちゃわからない
こちら、投入口の様子。地面に突き刺さっている管。
ここまで見せても何のこっちゃわからないのが流動化処理土と呼ばれる生コンクリートの弱みとなっている。これ、一体何をやっているかというと。
流動体で管内を充填することで沈下を防止
要はこんなシャバシャバの液体(流動体)で管の中を満たし(充填)、そのまま内部で硬化する為その後舗装を通じてかかる荷重で管が座屈することによる地盤沈下を防ごうとする意図。
残渣式もイワモルも流動化処理土W体制!
なお、こちらは「イワモル」と呼ばれる残コン由来の流動化処理土。ICC(伊豆中央コンクリート)では「イワモル」「残渣式」 Wの流動化処理土の製造・出荷を行なっている。
残コンst他の見学会(生コンキャンプ)随時受付中!
なお、「イワモル」の原材料(写真)の製造方法や、流動化処理土の製造設備については随時見学会(生コンキャンプ)の受付を行なっている。
「コンクリートをもっと身近に」
見ただけじゃ何のこっちゃわからないプロダクトのことをしっかりと伝えることでコンクリートが役に立つってことをきちんと知ってもらいたいよねっ。
オワッコーン‼︎
残渣式とイワモルとどうぞ末長くよろしくお願いしますー。。
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。