長岡生コンクリート
創発により紡ぎ出される
コンクリートソリューション

2023/11/23

「個社(点)でなく組合・業界団体(面)として促していかねば残コンの循環など社会的意義の大きい事業は難しい」

「個社(点)でなく組合・業界団体(面)として促していかねば残コンの循環など社会的意義の大きい事業は難しい」

四国からのゲストは松尾建材さんと大成生コンさんをお招きして開かれた生コンキャンプでは組合として取り組む未利用資源「残コン」を循環させて生み出す新市場について検討が行われた。



組合で取り組む未利用資源「残コン」の循環

 残コン女の子

本日は四国で生コン組合連合会にご一緒されている松尾建材さんと大成生コンさんをお招きして張られた生コンキャンプ(現場視察)の様子をご紹介しまっす。「残コン」という問題は個社でなく業界全体として取り組まれるべきテーマということもあり熱心に視察していかれましたー。。

松尾建材・大成生コンとの生コンキャンプ

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昨日(2023/11/22)は徳島は松尾建材さん、香川からは変態社長でお馴染み松尾建材さん御一行と生コンキャンプ。写真は、HAYN隊のヤンさんが手がける造粒ポーラスコンクリート(オワコンや、granZ concrete)の説明を聞いているところ。

地元行政との連携について

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生コンキャンプ(工場視察)の道すがらに施工されてある「オワコン」実は全て残コンが原材料となっており、地元行政らが用意した植栽メンテスペースに実装されたもの。「個社(点)でなく組合・業界団体(面)として促していかねば残コンの循環など社会的意義の大きい事業は難しい」と大成生コン三宅さんは語る。

関連記事:【静岡】「地元生コン工場(組合)で発生した残コンを地元行政や市民の悩みの種【雑草】のソリューションとして活用」

SCMsを結合剤として100%利用

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生コンキャンプではアウトプット(プロダクト)を実際に見学することができるのが特徴。なお、こちらも地元生コン組合の協力があってこそ達成された実装現場。

インプットは未利用資源「残コン」

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なお、生コンキャンプの残コンst視察の特徴は「残コン」を未利用資源として捉え有効活用するあり方にある。残コンst(生コン工場)で一次処理された残コン(粒状骨材原石)は分級・集塵など二次処理において各種CCU(骨材や微粉末)生コンクリートの原材料として利用される。今後は業界秩序である生コン組合との連携において工場で発生する残コン(スラッジ)を有効利用し資源循環・脱炭素コンクリートとして製造するスキームが検討される。

水曜のゲストはお馴染みラジオ出演

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水曜日に生コンキャンプを訪れるゲストは毎度「生贄」として宮本さんイケメンがパーソナリティを務める #世界一有名な半島 プレゼンツ「包丁を捨てよ、飲みに出よう。」にゲストとして拉致られる。

生コンキャンプの醍醐味「飲み会」

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生コンキャンプの夕飯はご当地の名店今回は与太呂さん名物刺盛りを囲んで。

しかし、松尾社長はもともとだが、三宅さんもまあまあど変態の部類に数えられる御仁だったぜっ。こういう変人でなければ業界の秩序を再構築するなどイノベーションは生まれないんだなっ。

 残コン姐さん

生コン業界のメディア「生コン放送局」

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なお、大成生コン三宅さん発案「生コン放送局」を盛り上げていくことも決まった。本社には収録のためのスタジオも備えてあるということで、宮本さんも業界の有名人に広くお声をかけて「生コン放送局」の公開収録など生コンキャンプも合流して開催を予定している。https://taisei-namacon.co.jp/partner/

いやはや、残コンさん、残コン姐さん。生コンキャンプと称するど変態の集まりについてご紹介ご苦労様でございましたっ。
「コンクリートをもっと身近に」
元々大成生コンの三宅さんは前職NHKでドキュメンタリ番組のカメラマンとして活躍されておられたので、どっぷり生コンじゃないことから全く異なる視点で産業を捉えることができる珍しいタレントの持ち主でした。今後の協業がとっても楽しみになりました。「生コン放送局」も僕たちの理念と合致することもあるので楽しんでまいりたいと思いまっす。
オワッコーン‼︎

 宮本

 残コン女の子

ぉ、おわ?? NHKから生コンに転身というだけでもそのキャラクターに期待が集まりまっす。
残コン‼︎ オワッコーン‼︎

 残コン姐さん



作者・宮本充也

残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。

Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。

After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:採石業務管理者/2級FP技能士