2024/01/13
【動画】生コンの廃棄物等を革新的に活用する材料技術開発 横浜国立大学大学院 細田 暁 氏
戻りコンクリートを貴重な資源と捉え、アジテータ車等の排ガス中のCO2を活用してスラッジからコンクリート用混和材を生産する技術と戻りコンから新しい造粒ポーラスコンクリート舗装を製造する技術の開発。
細田暁のソウルフルなプレゼン
目標はCLSMとGPOCの普及
横浜国立大学が主となったチーム(生コンポータルも所属)で国土交通省の事業として採択されたプロジェクトの成果報告という形式。https://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000868887.pdf
生コンの廃棄物等を革新的に活用する材料技術開発
内容はHAYN隊(細田暁と愉快な仲間たち)が取り組んでいる「イワモル」(CLSM:動画中では流動化処理土と説明されている)や「オワコン」(造粒ポーラスコンクリート)の展望について。https://youtu.be/RGNu2flAOp4?si=JHzGOoiU9C3oQqYm
【イワモル】生コン工場であれば今日から製造可能
生コン工場で発生する「残コン」を造粒材など余計なコストをかけずに骨材(IWA骨材)にしてそれをそのまま利用することで得られるCLSM(イワモル)は入り口も出口も生コン工場、つまり「地産地消」であり余計な設備投資なども不要。その気さえあれば今から製造可能な製品。
「オワコン」無限の可能性について
ゼロセメント、副産物・再生材の高度利用、アスファルトフィニッシャでの施工合理化、透水以外の各種性能(保水・揚水・吸音・植生・魚礁・道路など)の検討など「オワコン」(造粒ポーラスコンクリート)無限の可能性について指摘された。
HAYN隊入隊希望者募集中!
HAYN隊(生コンキャンプ)でできること
残コンst(CCU製造)や非JISコンクリート(「オワコン」「おこしコン」「イワモル」「まさ固」)の製造・出荷の実際をご覧いただけます。その場で互いにアイディアを交流し新しい業態や製品の開発が行われています。
残コンst(CCU製造)や非JISコンクリートの製造・出荷の際には当社職員が無料で派遣され寄り添います。
共同開発先など提携中のゼネコンや工務店、外構工事業者らの案件を無料でご紹介することでご当地における市場開拓をサポートしています。
生コンポータルではR&D「生コンキャンプ」の一環としてHAYN隊(元気なインフラコンソーシアムの特攻隊)に所属している。「すぐやる、今やる、とにかくやる」をモットーに行動第一を徹底したものづくりが日夜展開されている。
「コンクリートをもっと身近に」
こんな素敵な方と現場で一緒に仕事ができているんだものっ。僕たちって本当に幸せ者さっ。僕たちが夢中になってガンガンガンガン走り抜けた後にきっと元気なインフラってやつが出来上がってることだろうねっ。「伝える」情報発信頑張るよっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。