長岡生コンクリート
創発により紡ぎ出される
コンクリートソリューション

2024/01/17

創発により紡ぎ出されるソリューション【生コンキャンプ】でできること

創発により紡ぎ出されるソリューション【生コンキャンプ】でできること

創発で紡ぎ出されるコンクリートソリューション「生コンキャンプ」でできることを徹底解説。コンクリート主任技士合格の報がが続々と届く中、コンクリート技術者としてさらなるステージアップを体験できる「生コンキャンプ」とは。



創発R&D生コンキャンプとは?

 残コン女の子

本日は国内外のコンクリート技術者らが対面・リモート・チャットを駆使して交流し創発的に技術開発を行なっている「生コンキャンプ」についてのご紹介でっす。「生コンキャンプに興味はあるけど、どうしたらいいかわからない」。一言で言えば、そんなコンクリート技術者に開かれている交流の場所であり機会ですー。。

生コンキャンプでできること

でできること

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nagaoka-rmc@yr.tnc.me.jp

事例)自律分散的な研究活動とイノベーション


元気なインフラ研究所の中のチームである、HAYN隊(ヘイン隊、すなわち変態の集まり)は自律分散の極致かな、と当事者の一人として感じます。逆に、制御しようにも、抑えて留まるような連中が集まってません。。。HAYN隊は、建設材料の技術開発チームですが、得意とするのは、生コン、セメントやコンクリート系の環境負荷低減型の建設材料です。実行力のある生コン会社の社長たち、工場長など、ポンプ会社の社長、学生、地方自治体のエース技術者、コンサルタント、学者、などが自由な組織を形成し、まさに現場から生まれるイノベーションを連発していくチームです。会議も臨機応変、誰と誰がどこで会っているかも勝手ですし、横浜国大の留学生は日常的に静岡県伊豆長岡の生コン工場で実験している。学術論文も発表するし、開発した材料はすぐに社会実装。。。(抜粋:自律分散的な研究活動とイノベーション


指示を出す人も、指示を待つ者もいない。生コンキャンプの一環として当社らが取り組んでいるHAYN隊はまさに創発(文中は自律分散的な)によるソリューション開発(イノベーション)。

残コンソリューション

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プロジェクト「残コンステーション」では従来はコンクリート関連企業らにとっては厄介者だった「残コン」を砂金として再定義する活動が行われている。 資源循環・地産地消・脱炭素を最大規模で達成しうる業態はコンクリート産業をおいて他にない。

各種非JISコンクリートへの挑戦

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なお、生コンキャンプでは上記残コンCCUの出口(用途)ともいうべき各種非JISコンクリートの開発・普及が行われている。

「オコシコン」(ポーラスコンクリート)

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「生コンキャンプ」で開発されたポーラスコンクリート「オコシコン」(非JISコンクリート)は簡易コンクリート舗装(写真は駐車場)生コン工場における製品ラインナップを充実となる。

「オワコン」(造粒ポーラスコンクリート)

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また、従来は砕石敷きや防草シートなどが検討されるスペースの「防草」「排水」を目的として開発された「オワコン」(造粒ポーラスコンクリートも無論非JISコンクリート)は生コン工場にとって全く新しい市場を齎す。

「イワモル」(CLSM)

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JIS A 5308がカバーしていない領域であり主にアメリカで流通するCLSM(Controlled Low-Strength Material)は「イワモル」として我が国では主に流動化処理土など担当する市場を生コン工場に齎すこととなる。

その他

生コンキャンプトップページ(https://www.nr-mix.co.jp/camp/)には上記ソリューションの他にもこれまで生み出してきた各種コンテンツが総覧されてあり、有形・無形の価値が生み出され共有されている。

ソリューション購入

https://form.run/@fzai-order

また、生み出されたソリューション(「オコシコン」の「おこし材」や「オワコン」の「オワコンの素(Y弾)など)はWEBから注文することができるようになっている。

以上が、「生コンキャンプでできること」のご説明でした。理論構築が得意な先生や技術者のみならず現場で実際にコンクリートを製造している実務家の皆さんも大勢交流しておりますので、きっとコンクリートに携わる方にとってはステップアップの機会になるはずです。

まさ固さん

入場券は「やる気」だけ 定期交流会

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なお、毎月第3土曜日(今月令和6年1月は変則的に26日)には生コンポータルのヘッドオフィス周辺で無料懇親会つき定期交流会(生コンキャンプ)が張られる。業界の有名人も多数集まる定期交流会は現場で実際に実物を触りながら体験できる。

残コンさん、まさ固さん。 今日は、僕たちコンクリート技術者の交流・開発のあり方としての「生コンキャンプ」のご紹介ご苦労様っ。
「コンクリートをもっと身近に」
科学の分野ではこうしたあり方を自律分散とか創発、自己組織化と言ったりするようなんだけど、指示を出したり、指示を待ったりする関係性ではなく、さながらエコシステムのようにそれぞれがそれぞれの役割を自覚し主体的に変化して全体として循環していく系を意識した開発のあり方を僕たちは「生コンキャンプ」というプラットフォーマー不在のプラットフォームとして設定しています。 誰かが描いた構想の上を唯々諾々と思考停止で進んでいく人生や仕事は嫌だからねっ。それぞれ主体的な個人として活動した総和はきっと入力したエネルギーを遥かに超える規模と熱量になるはずさっ。
オワッコーン‼︎

 宮本

 残コン女の子

ぉ、おわ?? 宮本さん、最後何言ってるかわからなかったですが、一人でも多くのコンクリート関係者の方のご来場をお待ちしていますー。。
ぉわっこーン!

まさ固さん



作者・宮本充也

残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。

Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。

After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:採石業務管理者/2級FP技能士