2024/02/08
「コンクリートポンプ業界を覆すイノベーション 先行材のご提案」
これからの建設現場コンクリート打設で先送りモルタルを使用するのは「ダサい」です。コンクリートポンプ業界を覆すイノベーション 先行材のご提案 by PUMP MAN・小澤辰矢。先行剤の提案書.pdf
コンクリートポンプの常識を覆す!
数ある先行材の中でも小澤辰矢さんが開発したエコスルシリーズは飛び抜けたパフォーマンスが実証されてるんですー。。
先送りモルタルとは?
先送りモルタルは、コンクリートの打設に際してコンクリートの圧送開始に先立ち、コンクリートの流動性確保のため、輸送管内壁の潤滑膜を形成し、また吸入・吐出弁内部のシールをするためのものです。 そのため圧送の初期に輸送管より排出されるモルタルは、極めて低強度のものとなりますので、先送りモルタルは、圧送後は廃棄処分します。
およそ中規模以上の生コン打設には必ずと言っていいほど用いられる「先送りモルタル」はたった1日で2,500m3も生産されており、それは型枠の中への打設が許されていないため全て、「残コン」となっている。仮に、年間300日稼働で計算すれば750,000m3/年の「残コン」発生源とすることができる。
知ってる?「先行材」
こちらは全国コンクリート圧送事業団体連合が集計を行った先行材意識調査では何と8割の事業者がすでに先行材を利用した経験があると回答。 何気に、結構浸透していてそこそこの市場であることが伺われる結果。
絶対に詰まらない!
芸人が聞いたらハッとしそうなパワーワードだが、そんな先行材の1であり盟友・PUMP MANの小澤辰矢さんが開発した「エコスル」シリーズはそんなコンクリートポンプ業界の常識を気持ちよく覆す製品。
先送りモルタルを使用しない=脱炭素
先送りモルタルにはもちろんセメントが含まれており、スライドにもあるように先送りモルタルの使用はCO2の排出を意味する。さらに、生コン車での往復により排ガスからもたらされるCO2を鑑みれば、先送りモルタルを使わないことによりCO2の削減に貢献できる。
次は生コンポータルで開催?! JIS規格化へ!
なお、錚々たる面々によりそんな先行材はJIS規格化に向けて活発に活動が行われている。 前回は関西で開催された先行材運動会次回は生コンポータルでの開催が囁かれている。
関連記事:【徹底比較】「どれが1番? 先送りモルタルの代替品【スリックパワー】【モレステ】【ルブリ】【エコスル】が一堂に集まって運動会が開催されました」
使おう先行材で労働災害撲滅も!
なお、0.5m3に及ぶ膨大な量は型枠に打設できず写真のように生コン車に戻す過程において発生する労働災害も問題視されている。資源循環、脱炭素のみならず、働き方改革にまで先行材の活躍領域は広がる。
「コンクリートをもっと身近に」
毎日2500m3もの残コンの発生源になっているなんてドッキリだよねっ。 小澤さん、そんな分野でも救世主になるんだねっ。 同じ時代に同じコンクリートを志す同志としても引き続き大いに刺激をいただいて宮本さんも頑張るぞっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。