2024/03/14
学生さんも歓迎されるその空間では【研究】のみならず【アルバイト】や【レジャー】も
生コンポータルでは学生さんの研究・バイト・滞在の受け入れも行っている。あらゆる全ての属性の方に開放された空間「生コンキャンプ」では様々な目的を抱いた方々が日々交流し様々なアウトプットが生まれ発信されている。
学生さんも歓迎「生コンキャンプ」
研究の合間にアルバイト
生コンキャンプでは主にコンクリート工学を学んでいる学生さんを対象に研究の場所のみならずアルバイトの機会をも提供している。横浜国立大学細田暁研究室で学ぶエブサさん(エチオピア出身)もその一人。
ゲストハウスの利用は無料
そんな学生さんには研究やアルバイトの機会のみならず滞在スペースまで供される(無料)。高速Wi-Fiがビンビン飛んでいるその空間で快適に学生生活をエンジョイしよう。敷地内にはカフェや実験棟、サウナ・露天風呂、畑まで完備されている。
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バイトは研究に直結
アルバイトといっても取り扱っているのはまさにコンクリート。写真はCCUや粒状化再生骨材などをふんだんに配合した最先端コンクリート。エブサさんの研究テーマはCLSM(Controlled Low-Strength Material)だが、アルバイトで得た知識はそのまま研究に応用可能なものばかり。
品質管理の実務研修
コンクリートに携わる以上避けては通れない供試体作成やスランプ・空気量試験の実務を肌で学ぶことができるアルバイト。
語学だって勉強できちゃう
原材料(粒状化粗骨材)ストックスペース。
なんと、重機を操作しているのはイタリア出身のフェラーリさん。昨年10月に来日してまだ日本語もままならないエブサさんにとっては語学堪能なフェラーリさんの存在は安心につながるそうだ。生コンポータルでは、日本語をはじめとして、英語、イタリア語、スペイン語、韓国語(ゆきのさん)、フィリピン語(まさつぐ)など対応言語の幅は広い。
あらゆる全ての人へ「生コンキャンプ」
生コンキャンプは国籍や年齢、所属を問わず、コンクリートを志す全ての人に開放された空間。時と場所を問わず様々な取り組みが行われアウトプットが生まれている。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。