2024/03/15
灰孝小野田レミコンの山内社長と行く! 【生コン】サーキュラーエコノミー視察会
あの残コン界のキーパーソン灰孝小野田レミコン山内社長をお招きして開催された生コンキャンプ2日目は生コンサーキュラーエコノミーの現地視察。中身空っぽの手八丁口八丁ではない。実際に実装する。妨害にも挫けずきちんと形にする。山内社長にはそのあり方を高く評価いただいた。
生コンサーキュラーエコノミー視察
残コンst分級ヤード視察
前日に引き続き、灰孝小野田レミコン山内社長、そして大阪兵庫生コン工組庄野さんをお連れして残コンst分級ヤード視察。生コンを触ったことのない人にはさっぱりなんのこっちゃわからない光景も、実務家の目にはその意味がしっかりと映ったようだ。
天日干しされている分級前の残コン粒状化骨材。しっかりと乾燥させないと分級は難しい。
植栽と共生するコンクリート
こちらは、kr_Quarry/Lumber_krに展示されてあるマルチングとして機能する「オワコン」(造粒ポーラスコンクリート)。
官地に採用された防草「オワコン」
官地(伊豆の国市)の防草に採用された「オワコン」はセメント0kg/残コン粒状骨材100%タイプ。
ストラーダビアンケ(川の駅伊豆城山)
こちらも、セメント0kg/残コン粒状骨材100%の造粒ポーラスコンクリート。施工はアスファルトフィニッシャとローラを用いて行われた。なお、エロイカジャパン2024では本ルートは公式ルート「ストラーダビアンケ」MAPEIプレゼンツとして採用されている。
「想像以上にいい!」本物の灰孝小野田レミコンの山内社長から大絶賛のお言葉を頂戴しご満悦にペラペラ説明をするポーズを決めた宮本さん。(撮影:おおいしゆき)
温泉場のランドマーク(サカナヤステイ)
こちらも、昨年4月に施工されたサカナヤステイの駐車場に採用された環境配慮型コンクリート。セメント0kg/残コン粒状骨材100%初の実績はこの地から始まった。
「生コンキャンプ」でホワイトカーボン
空と、緑と、ホワイトカーボンと灰孝小野田レミコン山内社長。(※ホワイトカーボンはRRCS代表理事野口貴文先生が提唱するインフラ生態系ともいうべき概念はグリーンカーボン、ブルーカーボンに次ぐ規模のエコシステム)
生コンキャンプはコンクリートを志す全ての人に開放された空間。
「コンクリートをもっと身近に」
てなわけで、コンクリートを志す全ての人に開かれた空間「生コンキャンプ」はいつでも訪問者を歓迎しています。宮本さんのLINEも公開されてるのでいつでも遠慮なく連絡くださいねっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。