2024/03/29
いよいよリリースされた「テッペン、獲ろうか。」を読み終わりました
実に身近な人物の書籍「テッペン、獲ろうか。」が昨日(2024/03/28)いよいよ上梓された。小澤辰矢の「テッペン、獲ろうか。」を読んだ感想について。
書評「テッペン、獲ろうか。」
届きました小澤辰矢の「テッペン、獲ろうか。」
ざっと200冊を先行予約してあった「テッペン、獲ろうか。」は伊豆中央コンクリートやヘッドオフィスkr_Quarryに保管されている。
配ります! 職員の皆さんやお取引先様
リリース当日(2024/03/28)からICCでは小澤辰矢が展示され、職員の方々やお取引先様で小澤辰矢の魅力を知らない方にお配りしています。この機にコンクリート業界の金太郎に触れていただけますようお願いします。
【躍進】宮本さんと商売敵になるかも知れない
幼少期の経験で、他人を信用しない性格であった俺だが、こうした最高の出会いが積み重なるたびに、自分の中身が少しずつ変わっていくのを感じていた。(本文より引用)
僕も覚えていますあの時のこと。さすがの小澤さんも少し言いにくかったのか照れ隠しのようなおどけた口調で「宮本さんのより圧倒的に売れてしまう透水性コンクリートが開発できちゃいました。売っていいですか?」。こんなに気持ちよく清々しい申し出は他に経験したことがない。幼少期から現在に至るまで他人を信じることができなくなるほどに壮絶で過酷な体験を繰り返してきた小澤辰矢という人物。「テッペン、獲ろうか。」をリリース初日で読了したが、まさにゼッタイ嘘をつかない、かっこいいかカッコ悪いかだけで行動を決める、そんな小澤辰矢がそのまま書籍になったかのように清々しい作品である。口八丁手八丁で簡単に他人を欺き自分の利益に誘導しようするくせにのうのうと紳士面するクズを僕は小澤さんと共に何人も見てきた。福井方面の本業を忘れたポンプ屋だとか、本業がコンクリでもないくせに透水性コンクリートのメーカー面して生コン工場を見下す偽物や、権威に阿り人心掌握に余念のないインチキブローカーや、都合がいい時だけ群れて他人を批判する元気な生コンネットワークの方々。そんな中で、小澤辰矢は常に本音を口に出し行動をしてきた。僕が絶対に自信のあるうなぎを食べに小澤さんを連れて行った時に、「まあまあかな」と豪語された時は複雑な心境だったが笑。
そんな小澤辰矢さんから「ドットコン」の普及に関する申し入れをされた僕に心の底から大歓迎だったことは文面に示されている通りだ。僕たちにcompete「競合」という言葉はない。僕たちが取り組んでいる透水性コンクリートの市場には分けあっても分け切ることのできないほどに豊穣な需要(ニーズ)が存在している。一方で、現在の透水性コンクリートの市場は全く開拓されていないと言っていいほどに小さな領域だ。これから無限大の市場を開拓するためには当社らの開発製品「オワコン」「オコシコン」だけでは到底不可能であり、「ドットコン」をはじめ、その他多くの透水性コンクリートまたは類似の舗装材料の並行した普及促進が不可欠であることは自明だと思っている。いわば、一般に「競合」と言われる製品や作り手のことを僕は心の底から「同志」だと思っている。
この考え方が理解できない何人かは裏でコソコソ新製品を開発して2度と僕の元に寄り付かなくなったり、「信頼関係の毀損」だとして事業を妨害してきたり、その手の連中は枚挙にいとまがない。製品は作り手がその価値を決めるのではない。あくまで市場と顧客が評価することで販売が生じるのだから自分たちをスタート地点にしてはならない。そんな信念から、
「そんなの、もういいですよ! やりましょう、一緒にやりましょう。いい商品が生まれるのは必然のことなので、ぜひ一緒にね。」(本文から引用)
という発言が自然と口から溢れ出た。事実、当社らが運営する生コンポータルでは「ドットコン」を取扱商品に加え、施工実績が生まれるたびにブログとして紹介さえしている。僕たちが信じ愛している製品「コンクリート」が売れる、つまり、僕たちの信念が評価されるのであれば、その製品が誰の手によるものだって構わない。僕は本気でそのように思っている。
「ドットコン」も「オワコン」「オコシコン」もまだまだ「バズった」というには程遠い。小澤辰矢と僕たちが切り拓こうとしている舞台は「水の次に流通する材料」と言われているコンクリートであり地面全部だ。立ちくらみを覚えるほどに巨大なステージで僕たちは引き続き切磋琢磨してそれぞれの「てっぺん」を目指すことになるだろう。振り返ることなく夢中で走り続けるこの旅路が僕にはとても心地よい。いつしか、ふと隣を見たら小澤辰矢さんがご自身の「てっぺん」に到達しているのだろう。そして、僕も。
最後に、この度は直筆サイン入りの「テッペン、獲ろうか。」のご進呈誠にありがとうございました。密かに小澤さんを慕っている僕の息子にプレゼントしました。この機会に少しでもコンクリートのことに興味を持ってもらえたら、という親バカな気持ちもあります笑。また、物語に出てくる人物の中では数少ない実名でご紹介いただけたこと、心より光栄に思っています。これからも偽物はウヨウヨと近づいてくることでしょう。僕の周りにもたくさんいます。そんな雑音など蹴散らして、最高の人生をご一緒しましょう。この度は「テッペン、獲ろうか。」の発刊誠におめでとうございます。これからもよろしくお願いいたします。
宮本充也
(※イメキャラ「残コン姐さん」の作者はなんと小澤辰矢さんです)
生コンポータルの「テッペン、獲ろうか。」
大地を削らない、汚さない、蓋しない、循環するコンクリート
市場と顧客が求め媒体として循環し貢献するコンクリート
今は大半の地面が僕たちの作るコンクリートではないもので埋め尽くされている。自然や人々の循環はそこで妨げられている。生コンポータルが目指す「テッペン」はほとんど見出されていない舗装材・被覆材・充填材として「大地を削らない、汚さない、蓋しない、循環するコンクリート」を普及させることによって地球環境や国際社会で問題となっていることを「水の次に流通する」規模で解決す
「コンクリートをもっと身近に」
いやぁ、身近で面識のある人が大量に出てくる書籍を読んだのは宮本さんにとっても実に初めての経験で、すごい楽しませてもらいました。カッコいい小澤さんがもっともっと世間に知られることで、コンクリートの貢献はきっと適正に世に伝わっていくことだろうねっ。僕たちも僕たちなりの「伝える」情報発信に務めるよっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。