2024/04/04
「騒音・振動・粉塵を撒き散らしての埋め戻しはオワッコーン‼︎ ですぞっ」
生コン工場なら設備投資不要で取り組むことのできる新しい領域のコンクリートCLSM(Controlled Low-Strength Material)の出荷は深夜だって対応している(工場もあります)。生コン工場にとって、施工会社にとって、そして広く一般の方にとってもメリットの豊な新しいコンクリート。
縦配管の固定に騒音・粉塵・振動のないCLSM
深夜のCLSM品質管理
生コン工場は深夜対応もやってます。左から単位容積質量、一軸圧縮試験用供試体、ブリーディング試験、フロー試験。
CLSM(流動化処理土)
荷下ろし。水のようにサラサラと流れ落ちる CLSM。
穴ボコに投入されるCLSM
到着後直ちに水のように投入される CLSMその目的は。
縦配管の固定ガチガチに固まると困る
用途は縦配管の周囲を埋め戻しつつ固定すること。コンクリでもできないことはないが、撤去の際にコンクリだとガチガチに硬すぎて困るからCLSMの採用となった。CLSMなら周辺地盤程度の硬さまでしか固まらないので掘り返す時も安心。
イワモルの配合:製造工場向け
イワモル配合 | BFS | W | RG S | AD | air | 合計 | |
容量 | ℓ | 17 | 250 | 733 | - | - | 1000 |
質量 | kg | 50 | 250 | 1488 | - | - | 1788 |
CLSM(イワモル)はあらゆる生コン工場で等しく製造が可能。設備投資はほとんど必要ないからあっという間に始められる新規事業。
CLSMに興味あるなら「生コンキャンプ」
随時思いつきで開催されている「生コンキャンプ」ではコンクリートに携わるあらゆる属性の方々が交流しアウトプットが生まれている。「イワモル」などCLSMの製造または施工についての意見交換なども行われている。
「コンクリートをもっと身近に」
てなわけで、本日もなんとか3本のブログを書きおおせましたっ。「伝える」情報発信に終わりはないのさっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。