2024/04/17
脱炭素時代にどうしてコンクリが悪いのか。分かってくれとは言いましょう①
今回のシリーズではちょっと真面目なお話、コンクリートと二酸化炭素との関係性について説明します。コンクリートを作るために使われるセメントは生成過程の中で二酸化炭素を沢山出します。 なぜそうなるのか。このシリーズではコンクリート業界と脱炭素社会を目指す現代の最先端技術をご紹介していきます。(サマヒル奥川さん)
どうしてコンクリ脱炭素時代に悪者?
コンクリートと二酸化炭素①
「今回は真面目な話」と前置きしていますが、毎回真面目です。https://youtu.be/H3uukp_3tgw?si=_rXbKGqIgRGnGYF-
セメントに起源あり
今回のシリーズではちょっと真面目なお話、コンクリートと二酸化炭素との関係性について説明します。コンクリートを作るために使われるセメントは生成過程の中で二酸化炭素を沢山出します。
なぜそうなるのか。このシリーズではコンクリート業界と脱炭素社会を目指す現代の最先端技術をご紹介していきます。
00:00 コンクリートと二酸化炭素の関係について。
00:31 コンクリートに使われる材料「セメント」の製造過程に理由があります。
03:19 次回は、二酸化炭素を生み出すコンクリートの先端技術をご紹介していきます。
コンクリートは「セメント」をたくさん使ってるから悪者
「水の次に流通する材料」と言われるコンクリートには大量のセメントが用いられている。(イラスト引用:URL)
セメント主成分CaOができるときに発生するCO2
(引用:岡山県共同石灰)
化学的にもCO2は発生しつつ、燃焼させることでもやっぱり発生するCO2はW発生。(引用:太平洋エンジニアリング)
実はコンクリートは出した分のCO2を戻せる
一方、そのコンクリートはセメントが生成される際に化学反応を起こして発生させた分のCO2を回収(イラスト化学式)することができることが知られている。②以降ではこの「コンクリートが脱炭素に貢献できる」点についてフォーカスしていく予定だ。(引用:蛇の目ブロック)
生コンキャンプでは質問を受け付けてます
コンクリート専門家集団生コンポータルではJOISやCUCO、RRCS、ZENNAMAといった関係諸団体に参画するなど積極的にコンクリート関連技術の習得に勤しんでいます。一般の方からのご質問も受け付けておりますので遠慮なくお申し出ください。
「コンクリートをもっと身近に」
今コンクリート産業が追い求めている先端技術についてこうしてなるべく一般の方にも分かってもらえるよう努力して「伝える」情報発信って結構重要だと思うんだ。そうした努力を怠っていたから「コンクリートから人へ」なんて軽んじられてしまったのかもしれないね。自分たちの責任を自覚し「伝える」努力を払っていきましょうっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。