2024/05/17
「アスファルト混合物(アスファルトコンクリート)の製造設備見学レポート」昭和舗道
普段コンクリートまたは生コンクリートの話ばかりの生コンポータル今回は宮本さんにとっても人生初となるアスファルト混合物の製造所アスファルトプラント訪問の様子をご紹介。
アスファルトプラント(AP)見学
昭和舗道
静岡県伊豆の国市のアスファルト混合物製造所の昭和舗道さんを関係者らと訪問。宮本さんにとって生まれて初めての訪問となりました。
これがアスファルト混合物プラント(AP)
ぱっと見、生コン工場とほぼほぼ一緒に見えがち(一般には)なのでここは詳しくじっくりと細部にわたって紹介をします。
重油タンク
これ、セメントや混和剤が入ってるタンクのように見えるが、「重油」が入ってるタンク。ここの時点でバッチャープラント(BP)と違う。
ドライヤー(乾燥機)
こちら、生コン工場では表面水で管理するところだが、アスファルトの場合は全てこちらの乾燥機で焼いて乾かして絶乾(ぜっかん)状態で管理するのもアスファルト混合物製造の特徴。
ホットストレージサイロ
こちらはホットストレージサイロと呼ばれる設備。生コンではとても考えられない。こちらのサイロでは高音で製品(アスファルト混合物)を一時貯留(24時間以内)できるので、忙しい時間帯などに生コン用語で言うところの「練り置き」ができる設備となる。
ホットエレベータから排出ゲート迄
真ん中に写っているホットエレベータで荷上げされ、骨材は各階層に設置されてある分級機で寸法ごとに分けられホッパーゲート直上のミキサーでストレートアスファルトや乳剤などと一緒に攪拌されダンプトラックなどに荷下ろしする。この点についてはバッチャープラントと近い。
出来上がり品はこのゲートから排出され現場に届けられる。基本的に建設現場に届けられる材料を製造しているってことは生コン工場と一緒です。
現地で交流しよう! 「生コンキャンプ」
オンラインサロン「JOIS」のリアル交流「生コンキャンプ」としてコンクリートに携わる様々な方々が日々交流し新しいOut Putを生み出しています。
「コンクリートをもっと身近に」
厳密に言えば、コンクリートはセメントコンクリートと呼ばれていて、アスファルト混合物はアスファルトコンクリートなどとも言われます。いずれにせよ、固まる建設資材です。埋もれさせることなく「伝える」発信することで、建設全体の貢献を広げていきましょうっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。