2024/05/31
学生さんなど一般の方の生コン製造設備見学やコンクリート製造・施工体験も受け付けてます
宮本さんが小学生の頃からの友達が現在大学の先生になっていた! そんな友達の研究室に所属する大学生が「コンクリートで亀の池を作る」を卒業研究に選んだため、生コンポータルでコンクリートの製造・施工研修が行われた。
「コンクリートをもっと身近に」の実践
一般向け生コン製造・施工体験会
このほど始まりました生コン製造・施工体験会では一般(今回は学生さん)の方向けに「コンクリートをもっと身近に」生コンクリートの製造から施工までを体験いただけるプログラムをご紹介。
コンクリートの貢献を知る
生コンポータル創業のきっかけともなった日本三大放水路「狩野川放水路」を見学。「水の次に流通する材料」と言われるコンクリートはこうした土木インフラのみならずありとあらゆる施設の土台を支える。なお、こちらの土木インフラは生コンポータル(株式会社 長岡生コンクリート)創業のきっかけとなった巨大プロジェクト。
生コン製造工場見学
そんな土木インフラに基礎資材をお届けするコンクリート製造業は普段一般の方には馴染みのない場所。どんな人たちがどんな思いで製造しているかを隈なくご見学いただけます。
骨材ストック
生コンは砂利・砂・結合材(セメントなど)・薬品・水で構成されその容積の大半(7割)を占める骨材(砂利・砂)の貯蔵施設(ストックヤード)の見学。
ベルトコンベアからバッチャープラント
骨材はベルトコンベアでバッチャープラント(箱みたいなの)に移送されその他の原材料とミックスされ完成する生コンクリート全般の見学。
コンクリは乾いて固まるのではありません!
こちらは現場で余って戻ってきた生コン(残コン)を用いて製造されたブロック。一般には「乾いて固まる」と誤解されがちなコンクリートが固まるメカニズムは実は化学反応、といったことなどが説明される。
配合設計(座学)
実物のコンクリートとはなんたるかを体験した上で今度は座学で配合設計をお勉強。それぞれの材料がどれほど用いられてコンクリートになるのかを知る。
作って・使ってみようコンクリート(実地)
工場見学だけではなく、実際に見学した資材や機材を用いてご自身で自分だけのコンクリートを製造体験することができる。
原材料計量
砂利や砂、結合材などを持ってきてそれぞれ計量する。
撹拌
本来はバッチャープラントのミキサーで行う仕事を手作業で。
モルタル(砂とセメントと水)を作ってから最後に砂利・砕石を投入して完成。
スランプ試験
出来上がった生コンクリートのスランプ試験(生コンクリートとしての柔らかさの度合いを知るための試験)を体験。施工のしやすさ(しにくさ)を知るための手立て。
施工
見学者はインフラを支えるコンクリートの揺り籠から墓場までを丸っと数時間で体験できる。なお、こちらの学生さんは卒業研究で亀を飼育するための池をコンクリートで作ることになっているという。
楽しもう! コンクリートの交流
なお、ゲストハウスも完備されているため企業や学校の合宿などにも対応しています。
生コンポータルでは「コンクリートをもっと身近に」を実践しています。様々な目的で「コンクリート」に触れようとされている方をサポートしていますのでお気軽にご相談ください。
「コンクリートをもっと身近に」
そんなコンクリートの交流はいつでもオン・オフライン問わず行われていますのでぜひ興味のある方は宮本さんのLINEも公開しているので遠慮なく尋ねてねっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。