2024/06/14
生コンビニでは各種【袋詰め建材】の製造・販売が始まります
「生コンビニ」でもいよいよ始まった各種建材の袋詰め製品の製造・販売。生コン工場の仕入れ原価で職員の空き時間を有効利用するから実現する脅威のプライスのブランドは「陽光物産」(写真撮影:おおいしゆき)。
生コンビニ「袋詰め建材」製造・販売
生コン工場で仕入れている原材料コストと職員さんの空き時間の有効利用で袋詰め製品は非常に安価に製造することが可能なんですー。。
袋詰め建材(砂利、砂)製造研修会
柔道部物語の西野社長もとい陽光物産の石井コウタロウ社長がわざわざ広島県福山市からお越しいただき開催された袋詰め建材(砂利、砂)製造研修会。
先立ち、生コンポータルでは袋づめに必要な設備「シーラー」を2台購入。
まずはお手本
ペール缶などに固定したビニル袋に材料を投入。スコップx杯などある程度目安を作っておくことがコツだという。
両耳をしわくちゃにせず揃えて中の空気をなるべく抜いてシーリング。
足踏みして所要時間を待つ。
さすが、西野社長。見事な裏投げ、もといシーリングで袋詰め砂が完成した。
「簡単そう」宮本さんも挑戦!
西野社長によって裏投げ、もとい、こともなげに作られる袋砂を見ていて「簡単そうじゃん」ということで宮本さん早速袋づめに挑戦。
シーリングが甘く見事にさばけた宮本さんの袋砂。「袋詰め建材への道は1日にしてならずじゃ」西野社長からは別の柔道漫画の言葉を引用された。
みんなも挑戦!生コン工場みんなで作る「袋詰め建材」
なお、ここでは生コンポータルの社員紹介みたいなのを兼ねてみんなで作る「袋詰め建材」の様子を紹介します。
りょうちん
袋詰め体験は実に性格がわかりやすく出る。非常に几帳面に袋詰めを行ったことでビニル袋のシーリング部分がしわくちゃになってしまって隙間ができてしまっている様子を温かく見守る西野社長(右)。
飛悠くん
前段りょうちんがシーリング箇所をしわくちゃにして失敗したのを見ていたこともありその部分を一切触ろうとしない飛悠くんの袋詰め製造はなんだかものすごく指が鍛えられそうな修行に見えるのを、後ろから微笑ましく眺める横浜国立大学細田暁研究室所属のエブサさんと丸山さん。
池上さん
池上さん。この頃になるとこなれてくるというか、みなさんそこそこ失敗例を眺めていたため無難な製造が始まる。
遠藤さん
シーラーがなくてもその怪力でシーリングしそうな見た目だが、反面非常に几帳面な計量(誤差0)で実に完璧な製品を作った遠藤さんと、どこか別のところを眺めている西野社長。
フェラーリさん
「日本人よりも日本人」イタリア生まれのアルベルト・フェラーリさんも挑戦。元々わかっていたことだが、彼はものすごく几帳面で綺麗好きな性格でもあるのでこうした作業にはものすごく向いているように思う。
まさつぐ
「ちょっと何言ってるかわからないです」と返事すると最近ムッとした表情でムキになって説明をするまさつぐも老後食いっぱぐれのないよう手に職をつけるために挑戦。
「オワコンの素」や「ナゲコン」の製造も始めます!
お次は、西野社長が手にしている水溶性袋でのシーリング体験。透水性コンクリート「オコシコン」の「おこし材」でお馴染みのこちらの袋は生コン車の中に投げ入れるだけで水に溶けてしまうセルロース由来のパッケージ。
「ナゲコン」(コンクリート着色材)
こちらも先ほどと同じ要領でシーリングしている宮本さんを微笑ましく見つめる西野社長とりょうちん。
この袋を現場で生コン車に投げ込んで撹拌するだけでカラーコンクリートいっちょ上がり。
関連記事:【ナゲコン】現場で生コン車に投げこんで撹拌するだけ【カラーコンクリート】
「Y弾」「オワコンの素」
こちらは生コンポータルとして初めて自ら製造した「オワコンの素」(Y弾)はフェラーリさんの手作り。今後こちらのタイプも流通が始まります。
陽光物産の関東攻め拠点として協力します
なお、「生コンビニ」では袋詰め建材としては非常に浸透している「陽光物産」のブランドに協力する形で各種袋詰め製品の製造・販売を始める。広島県福山市を本拠地とする陽光物産では需要地関東の対応が物流コストの面が弱点となりそこを補う形で生コンビニでは製造・販売を協力する形となる。
「コンクリートをもっと身近に」
今は、砂とか砂利とかだけだけど、そのうちドライモルタルやドライ生コンなんぞも始めますので乞うご期待です。「伝える」情報発信で皆さんのお手元に僕たちの製品が届くように頑張るよっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。