2024/07/29
ポーラスコンクリートでなくポリウレタンの表面積を利用した軽質炭酸カルシウム生成について
変形自在(析出した鉱物を用意に採取できる)でありながらも塩田効果を期待した広大な表面積を特徴としたポリウレタンフォームに上澄水(飽和水酸化カルシウム溶液)を散水し乾湿繰り返しを効率よく行うことで気中CO2などを固定した軽質炭酸カルシウム(分子量44)を得る方法について。(画像引用:ニューライム)
ポリウレタンフォーム表面積と上澄水の掛合わせ
表面積を塩田のように軽質炭酸カルシウムを効率よく取り出せる可能性が生まれましたー。。
ポリウレタンフォームの塩田効果を期待
「硬いスポンジ」と日頃から「オワコン」(造粒ポーラスコンクリート)を比喩していたことから、「さらに表面積(塩田)を利用できる素材ないだろうか?」と自問しポリウレタンフォーム(要はスポンジ)に辿り着いた。
頼れるコンサルAIチャットくん
ヒントはポーラスコンクリート内部の広大な表面積(比表面積を利用した上澄水乾湿繰り返しによるCO2(炭酸カルシウム)回収【塩田効果】のポーラスコンクリートへの応用)。元々、宮本さんらは広大に及ぶ粒度を有する骨材やポーラスコンクリートの表面積を利用した軽質炭酸カルシウムの生成(CO2固定)に取り組んできた。より効率の良い方法があるのではないか、ということで以下の質問をAIチャットくん(LINE)に投げかけました。
宮本さんの相談
多孔質(表面積が広大に及ぶ)を特徴とする布のようにフレキシブルな素材をご存じありませんか?
目的は飽和水酸化カルシウム溶液で濡らして乾湿繰り返しをすることによって析出した軽質炭酸カルシウムをCCU材料として取り出そうとしています
AIチャットくんからの回答
おっしゃるような特性を持つ素材として、ポリウレタンフォーム(PUフォーム)が考えられます。PUフォームは多孔質な構造を持ち、柔軟性に優れています。また、水に対しても耐久性がありますので、目的の実験に利用することができるかもしれません。
ただし、具体的な用途や環境によっては、他の素材の方が適している場合もありますので、素材選定の際にはより詳細な情報を提供していただくと、より正確なアドバイスができるかと思います。
この、見事な回答。数年前には成り立っていた口八丁手八丁のインチキコンサル(誰のこと?汗)の出る幕はこれで無くなってしまうことだろう。
早速実験始めます
文字通り捨てるほどある上澄水は飽和水酸化カルシウム溶液。
要は、広大な表面積を利用して塩田効果により軽質炭酸カルシウムを析出(Ca(OH)2 + CO2 → CaCO3)させ、集塵機などで析出された軽質炭酸カルシウムを無限に取り出す塩田としてポリウレタンフォームを利用する、というもの。
ポリウレタンフォームは耐水性と多孔質による広大な比表面積を特徴としています。大量のウレタンフォームに上澄水(飽和水酸化カルシウム溶液)にナノバブルを散水して軽質炭酸カルシウムを析出させて効率よう得ることができそうです
@池上 信 @NRこまつ お手数ですが、Amazonかなんかでポリウレタンフォーム購入お願いします
いつも「オワコン」のことを「硬いスポンジ」って比喩してるのに、なんでこれに気づかんかったんでしょうか。
(JOIS関係者のいるLINEでの宮本さんのコメント)
自動化の検討
写真は、白石建設の砕石製造設備で大量に効率よく取り出されるうスラッジ微粉末。本アイディアをより効率化するためにこうした設備を参考にしつつ100%純度の軽質炭酸カルシウム(分子量44)の製造の検討が始まる。
「コンクリートをもっと身近に」
やっぱ、睡眠って重要だよねっ。 昨日は下の子が10時に寝室に誘ってくれて気が進まなかったんだけど(もっとマッサージ機とかNETFLIXとか楽しみたかった)寝てみたら朝の目覚めが快調でビビってますっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。