2024/08/03
残コン(残コン、スラッジ微粒分、上澄水)だけを用いて地球を冷やします
残コンだけを用いて地球を冷やす。
①広大な表面積における蒸発による気化熱②塩田効果によるCO2固定は温室効果ガスの固定
③生コン工場における排水の軽減
④環境負荷ゼロのコンクリートブロックの製造。
残コンで地球を冷やす実験が始まってます
無限に吸い込むブロック
このブロックは残コンを残コナ(生コンスラッジ微粉末)で粒状化させたものをブロックにしたものつまり副産物だけでできているから原材料コストは0円(むしろマイナス原価)。
関連記事:廃棄物を組み合わせただけで、 ①気化熱による温度低減 ②排水の発生抑制 ③CO2固定 ④高付加価値化 が達成されます
まさにスポンジのような吸い込み
上澄水が側面に垂れてもブロックがあぶらとり紙のように吸い込む。なんか、珪藻土マットのように吸い込む。広大な表面積で蒸発が生じるため
①気化熱による温度低減
②塩田効果によるCO2固定(Ca(OH)2 + CO2 → CaCO3)
③排水軽減(普通上澄水は中和処理されて河川放流)
④CNブロックとして付加価値創造
が期待されている。
https://youtube.com/shorts/tWWuGKiCnMg?si=cMcemnoXYjdgmTsy
どう? 「死してなお環境に貢献するお墓」とか
なんぼでも吸い込む。液ダレが生じない。朝1そんな様子を眺めていたら「こんな墓石ワンチャンあり?」と思ったのだがどうだろうか。
残コンブロックのリーダー泰慶生コンでも
あのベトンブロックでお馴染み泰慶生コンでも同時多発で実験が繰り広げられている。
こちらはre-con ZERO Liquidを用いて粒状化させた残コンをベトンブロックの型枠の中に投入して制作された。
なんと泰慶生コンは全自動散水
上澄水槽の脇に設置された残コン「オワコン」ブロック(ベトンブロック)。
冬になるとストーブの給油のために登場するポンプが導入されこちらはなんと全自動で上澄水が散布されている。「こういう実験は単純にワクワクするので楽しいです」は泰慶生コン石原こうじさん(GNN所属)のコメント。
JOISで生まれるイノベーション
「コンクリートをもっと身近に」
これも、「伝える」「伝わる」「知られる」からこそ支援や共感が集まり、そのうねりが大きくなるはずさっ。だから情報発信ガンガンいくよっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。