2024/08/16
何かとお騒がせ中 【ホソヤン】 と行く! ベトナムダナンのコンクリート視察レポート⑧最終章 「日本のゼネコンが手がけたトンネル視察。ありがとうベトナム」
ベトナムダナンでご一緒させていただきました皆様誠にありがとうございました。最初はどうなることやらと気を揉んだベトナム旅行も振り返ってみれば素晴らしい機会に満ちた有意義な時間となりました。最後はベトナム最長のトンネル視察とベトナムランチで今後の交流と発展を誓い合いました。
ありがとうベトナムダナン
ベトナムだなんでご一緒くださいましたコンクリートエンジニアの皆様には大変お世話になりましたありがとうございますー。。
トンネル視察ツアー始まる
DEOCA副社長の特別なお取り計らいで許されたトンネル内部の視察ツアーは特別車を仕立ててくださった。「品質の低い覆工コンクリートですね」ホソヤンの日本語が車の中で響いたが誰も通訳をしないのは賢明な対応だと思いました笑。
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舗装にコンクリートが選ばれる理由
トンネルは覆工のみならず舗装までコンクリートが採用されているその理由。
①視認性
アスファルト舗装の「黒舗装」に対して「白舗装」と呼ばれるコンクリートはトンネルのように陽の光にさらされない暗い空間では「お前の白が役に立つのさ」というわけだ。
②メンテナンス性
また、年度末のたびに掘り返され新設されているアスファルトと違って耐久性(簡単に劣化しない)は折り紙つきなため、閉塞空間での維持管理を考えると耐久年数の長いコンクリート舗装が採用されるケースが多い。
ホソヤンによる劣化損傷の目視検査
トラックがビュンビュン往来するトンネルの中で車を降り悠然とコンクリートと語り合うホソヤンさすがのオーラ。舗装や覆工コンクリートに設置されてある目地や損傷の度合いについて目視しながら議論が行われた。
全長6kmはベトナムで一番長い!
「トンネルを抜けると」
「そこは浜辺だった」ホソヤン。ずいぶん長いこと走ったとは思ったがこちらのトンネル(ベトナム語が読めないのでリンク参照)は6kmとベトナム最長だそうだ。やっぱり日本を代表するコンクリートの研究者との視察ツアーの情報量は半端じゃない。 お盆休みを利用してベトナムに足を運んで良かったと心から思いました。
そんな体験をみんなもJOISで!
DEOCA訪問と、トンネル視察の後はお楽しみベトナムランチ。 以前からホソヤンには「ベトナムの飯は本当にうまい」と聞かされていた宮本さんだったがご飯4膳おかわりしちゃいました。宮本さんは3日目ランチ終了後離脱したが、ホソヤンはなんと月曜日まで現地の研究者らとの交流は続くという。羨ましい限りである。
そんな国内外のコンクリート視察ツアーなどコンクリート実務家らによる交流は随時コンクリートサロンJOISで企画されている。
「コンクリートをもっと身近に」
大抵GWとかお盆とか大型連休はブログのネタに苦しんで悶々としたりしてるんだけどこの夏は一味違ったよっ。体験して良かった、で終わらせるんじゃなくて、「伝える」努力を通じて交流からさらなるコンクリートの貢献を生み出していこうっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。