2024/10/24
黒姫(中間処理業)さま、都市テクノ(解体業)さま、ご来社ご見学ありがとうございました
ナマコンバレー(伊豆の国市長岡925/1407-34)にはJOISの交流で育まれた多くのゲストが頻繁に訪れている。 CCU材料としての残コン粒状化。こちらも、CNツーリズムを通じてナマコンバレーを訪れる方々の関心事となっている。
歓迎! 残コンステーション(CCU材料製造)ご見学
残コン脱炭素デモンストレーション
最近の宮本さんのお気に入りデモンストレーションは上澄水(飽和水酸化カルシウム溶液)に呼気(高濃度二酸化炭素)をぶくぶくさせるやつ。
白濁はまさに二酸化炭素と水酸化カルシウムが反応し炭酸カルシウムとして析出した証。なぜ、残コンが脱炭素なのか、についてのわかりやすい証左。
残コンステーションご見学
残コンステーションの特徴は「破砕する」ではなく「粒状化処理する」となっている。破砕してリアクティブな断面を晒すのではなく、粒状化により安定した骨材表面を期待したもの。よって、生コンクリートに配合した場合の安定を期待することができる。
分級ヤード
残コンステーションで得られた原石のストック状況。
トロンメルで分級することで得られた細骨材。
既往設備で簡単にできることが容易に理解される。
微粒分(残コナ)製造過程
こちら、159kg-CO2/tが確認されている「残コナ」はCCU材料としてフィラーまたは細骨材置換で生コンクリートに配合される。
クラシックな残コン処理方法も
残コンブロック型枠は今でも残コンステーションの脇に設置されてあります。
残コンステーションだのカーボンリサイクルだのと先進ぽく見せているが今も古くて新しい残コンブロックは大人気で問い合わせは絶えません。
「みんなで作るみんなのラボ&オフィス」JOIS
生コンポータルが参画する「みんなで作るみんなのラボ&オフィス」JOISはこうしたコンクリートに関わる人々の交流が日夜生まれています。
「コンクリートをもっと身近に」
こうしたB2Bビジネスの様子もこうしてオープンにするのが生コンポータル流です。 僕たちコンクリート・建設がやっていることは何もやましいものでもなく、しっかりと知ってもらうべき価値だと自負しているからこそ「伝える」情報発信に励んでいますっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。