長岡生コンクリート
創発により紡ぎ出される
コンクリートソリューション

2024/11/08

コンクリートに関係する人もそうでない人も大勢訪れるナマコンバレー(ねづくりや)

コンクリートに関係する人もそうでない人も大勢訪れるナマコンバレー(ねづくりや)

「コンクリートをもっと身近に」そのためにはコンクリートの専門家が業界の内側でコソコソやってても始まらない。生コンポータル本社所在地ナマコンバレーで体験できること。今回は業界の外からやってきたゲストをお招きしたウォーキングツアーについて。



およそ3km ナマコンバレーウォーキングツアー

 残コン女の子

本日はコンクリートが本業の方もそうでない方も多くのゲストが訪れるナマコンバレーのウォーキングツアーのご紹介でっす。 今回はねづくりやさんの鶴元さんにお越しいただきましたー。。

まちの学び舎 ねづくりや 鶴元さん

IMG_0879.jpeg

ナマコンバレーには日頃からコンクリートに限らず様々な分野の方々が訪れてコンクリートやサーキュラーエコノミー、そしてカーボンニュートラルなどの議論が行われている。今回はねづくりやの鶴元さんは今後地域おこしで連携が決まっているお方。

残コンステーション(サーキュラーエコノミー)

IMG_0873.jpeg

IMG_0875.jpeg

IMG_0874.jpeg

こちら、残コンから得られた原石は分級されることで粗骨材、細骨材、そしてフィラー(微粉末)は混和材としてコンクリートの原材料に役立てられる。

残コンはカーボンネガティブ? CCU材料

IMG_0877.jpeg

こちら、残コンから得られた微留分1tには150〜250kgのCO2が固定されている。こうした材料はCCU(Carbon Capture Utilization)材料と言われ、カーボンニュートラルが求められるコンクリートに必須の材料となる。

メカニズム Ca(OH)2 + CO2 → CaCO3

IMG_0872.jpeg

なお、メカニズムは生コン工場におよそ貯留されている上澄水(飽和Ca(OH)2溶液)に呼気(CO2)を反応させる(ぶくぶくさせるだけ)ことで明示することができます。いつでも生コン工場でできるデモなのでやってみてください。

狩野川放水路は生コンポータル創業の契機

IMG_0882.jpeg

こちら、ナマコンバレーウォーキングツアーの道すがらで見学できる狩野川放水路は生コンポータルの前身企業が生コンクリート製造に舵を切った契機となったインフラ。 現在の貨幣価値に置き換えればおよそ1000億円の巨大公共事業だったそうだ。

放水路の脇に分級ヤード

IMG_0884.jpeg

IMG_0886.jpeg

残コンステーションのある丘(ICC:長岡1407-34)の麓、狩野川放水路沿いには分級ヤードが稼働しており、残コン由来の粗骨材、細骨材が製造されています。

ナマコンバレーのウォーキングツアーではコンクリートのお勉強のみならず、リゾート(温泉、ゲストハウス、演奏、BBQ、パーティー...etc)も楽しんでいただけるようになっています。

まさ固さん

ナマコンバレーのLumber_resort

IMG_0887.jpeg

伊豆半島の西海岸に位置する(伊豆の国市長岡925)ナマコンバレーのオシャレスポットLumber_krウォーキングツアーの道すがらで食事の他の各種コンクリートの展示もあります。

残コンさん、まさ固さん。 オワコンの宮本さんですっ。 今日はねづくりやさんのナマコンバレー視察ご紹介ご苦労様っ。
「コンクリートをもっと身近に」
このところ、お医者さんやシステム開発企業、そしてまちづくりプランナーなどなどコンクリートと直接関わることのない方々との交流が増えてきました。 ちなみに、次の資格試験は宅建士にいたしましたっ。「伝える」情報発信頑張るよっ。
オワッコーン‼︎

 宮本

 残コン女の子

ぉ、おわ??。。 引き続きコンクリートを通して社会と向き合ってまいりまっす。
ぉわっこーン!

まさ固さん



作者・宮本充也

残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。

Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。

After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士