2024/11/16
新しい時代の生コン工場はコンクリートディレクターらによる運営ユニットが創業を最適化します
月産10,000m3でも1,000m3でも生コン工場操業に関わる人員は大体同じ。 人口減少、限界集落などの現代の課題に臨み御多分に洩れず人口流出に苦しむ伊豆半島 #世界一有名な半島 に操業する生コン工場3拠点が舵を切る。
JOISコンクリートディレクターによる運営ユニット
JOIS(Japan Out-Industrial Standard)が認定する「コンクリートディレクター」という構想
伊東共同生コン熱海工場でキックオフミーティング
オワコンの宮本さんが若かりしころ故・野村商店の橋本常務(当時)のもとを足繁く通っていた思い出の工場。初島が遠望できるこちらの生コンプラントのカラーリングは橋本さんが好んで喫っていたタバコのパッケージのデザインが由来。「宮本君。生コンだけやってたら頭バカになるぞ」橋本政昭
橋本さんのように僕たちも大きな事業を達成
告別式で誓った「橋本さんのように僕たちも大きな事業を達成」は言葉だけじゃない。プラントメーカー日工の岡本さん、鎌倉さんをお招きして討議したのは運営ユニットによる熱海、伊東、伊豆の国に点在する生コン工場のリモート操業は全ての生コン工場が注目する未来の生コン工場のあり方を示す。「月産500m3も5,000m3もかかる人員・設備は一緒」「ほぼ無人で動く?」 生コン工場運営ユニット 【ミツア】 (セイア/長岡生コン/JIC)
3拠点全ての操作室で3工場の稼働
日工鎌倉さんによれば生コンプラントの操作盤は遠隔地からTeam Viewerなどの市販のアプリケーションを通じて操作ができるという。これまでは1工場に必ず1名バッチャー担当者が張り付いていたが、来年以降は熱海、伊東、伊豆の国、どこかのバッチャーが一人で3工場の製造を行うことになる。
JIS的にも無問題 by JIC森先生
その運用実態がJIS A 5308の要求に応えることができるのか。 監修はこの人「なにわの合格請負人」ことJIC森社長によれば「全く問題ない」と太鼓判。
「伊豆半島が世界の生コンをリードする地域に。まさに、ナマコンバレーですね」とご機嫌なJIC森先生はこの後行きつけの「しばらく」へ。
12月25日は日工本社で公開リモートデモ製造
鎌倉さんにより伊豆の国市のプラント(ICC)の操作盤にTeam Viewerをインストール。
出荷指示もリモートで行えるようにセッティング中。来る12月25日(水)は西明石0930集合で日工本社にてICC(伊豆の国市)の生コン工場を遠隔操作したデモ製造が公開される。
「ミツア」公開デモ製造見学会
「みんなで作るみんなのラボ&オフィス」JOISではコンクリートの実務家らが交流する「見学会」が随時開催されている。
「コンクリートをもっと身近に」
時代は変わりました。新しい時代には新しい生コン業態。「伝える」情報発信を通して変化していきたいですっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。