2024/12/05
日本のナマコンバレーで起きていることは 【韓国】 はもちろん世界中で再現可能
韓国の有力生コングループHANA Kの会長以下が生コンポータル「ナマコンバレー」を訪れた。同社グループの中で残コンを循環させ以てCO2を固定し地産地消を実現する。日本で行われていることは韓国はもちろん世界中で再現可能。
韓国からのゲストがナマコンバレーを訪ねてくださいました
本日は韓国の有力な生コングループHANA K会長他ゲストの皆さんがナマコンバレーを訪ねてくださいましたのでそのご紹介でっす。
韓国から残コンステーション視察
残コンステーション前で韓国からのゲストの皆さんと記念撮影。ナマコンバレー(静岡県伊豆の国市長岡925界隈)では国内外のコンクリートに関わる事業家、研究者らの皆さんの往訪を受け付けています。
残コンステーション
稼働中の残コンステーション。写真は汚水の排出と濾過の様子。
こちらで汚水を含む残コン一切は粒状化再生処理を施されカーボンニュートラルな原石が得られる。
残コン何がCO2固定なの?
李さんもCO2固定デモンストレーションに挑戦。
透明だった上澄水は呼気CO2を吹きかけることで炭酸カルシウムを析出し白濁する様子が残コンがCO2固定するメカニズムを説明する上でのわかりやすいデモンストレーション。この様子は韓国でで有名なコンクリートの雑誌でもご紹介いただくことになるそうだ。
分級ヤードで骨材に
残コンを粒状化させて得られた原材料はこちらのヤードで分級され粗骨材・細骨材となる。さらに細骨材からはサイクロンなどを用いて微粒分(混和材料)も取り出すことになる。こうした原材料を用いて生コンクリートとすることでカーボンニュートラルコンクリートとなる。
ナマコンバレーお楽しみカフェLumberランチ
チキンオーバーライスのサイドメニューとしてLumber_asami の裏メニューは界隈でバズっている半田手延べの煮麺を生卵と海苔、一味をたっぷりかけて食していただきました。
ナマコンバレーではいつでもコンクリートに関心のある方の往訪を歓迎しています。お気軽にご相談ください!
ナマコンバレーはコンクリートの展示場
工場やラボのみならず、サウナ付き温泉露天風呂やゲストハウスやカフェまであるナマコンバレーは国内外のゲストを迎え入れるエリアとなっています。
「コンクリートをもっと身近に」
インターネットも便利だけどやっぱしface to faceが一番情報量多いよねっ。交流を通じて「伝える」情報発信頑張ろうっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。