2024/12/30
「残コンさんいらっしゃい!」 リスペクトの循環がイノベーションを生み出します
ほぼ地球の裏側同士 日本とイタリアのコンクリート技術者らのリスペクトが循環し生まれたMapecubeシステムの始祖をお迎えして収録された「残コンさんいらっしゃい!」いよいよ日本を発信地としてコンクリートのイノベーションが始まった。
残コンさんいらっしゃい!pt.4
本日はMAPEIのジョルジオ・フェラーリ博士をお招きして収録された「残コンさんいらっしゃい!」をご紹介でっす。
MAPEI フェラーリ博士登壇
登壇者
司会:ザンコン(サンコン)さん/船尾 孝好さん(大阪兵庫生コンクリート工業組合)
アシスタント:オカモン
ゲスト
〇MAPEI 上級研究員/ジョルジオ・フェラーリさん
〇通訳っぽいひと、さん
一般の人たちはあまり知らない"残コン問題"
今回は国際的な巨大建材メーカーMAPEIでコンクリート用混和剤を研究しているジョルジオさんにイタリアより来日していただき、お話をお聞きしました。
世界最先端の海外事情をどうぞお楽しみください。
日本の生コンをリスペクト
コンクリート用化学混和剤の世界的権威でもあるジョルジオ・フェラーリ博士は日本のコンクリートに関する技術力をリスペクトしているという。
自己充填コンクリート
日本の研究者(岡村甫先生)が起源とされる自己充填コンクリート。https://concrete-mc.jp/high-flow-concrete/
高性能AE減水剤
ジョルジオさんが近代コンクリート用化学混和剤の父と崇拝している技術者は日本の花王・服部健一さんだという。
Mapecubeで始まる日本のグローバルコンクリート
そんなジョルジオさんが開発した次世代のコンクリート用化学混和剤Mapecubeシステムはこれまでの化学混和剤の常識を一変させている。
関連記事:「スランプでは5cm、7日強度では13%以上も伸びました」Mapecube 60W を用いた比較実験
セメントの潜在性を鼓舞する
これまでの「減水」を主な目的としたアプローチとは一線を画すコンセプト「セメント粒子の潜在性を鼓舞する」mapecubeシステムはMAPEIと16年の協業関係にある生コンポータルによる出張JOISにて全国各地の生コン工場に紹介を予定している。
地球規模の研究・開発・実装に発展したJOISの交流にコンクリート関係者で参加しねえやついる?いねえよなぁ?
2025年みなさんの工場に伺います!
JOIS(Japan Out-Industrial Standard)
イベントカレンダー
「コンクリートをもっと身近に」
JOISの交流ももはや地球規模、来年2025はもっと驚くことがいっぱい起きるんだろうねっ。今から楽しみでならないな。引き続き情報発信頑張ろうっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。