2025/01/28
たかが 【捨てコン】 されど 【捨てコン】 理由は先端コンクリート研究・開発・実装の舞台

建築現場でよく耳にする言葉「捨てコン」は研究者や権威らから軽んじられがちだが実は最も先端コンクリートの実装に近い場所。そんな非構造コンクリート「土間コン」や「捨てコン」に最も近い場所で活躍するJOISがリードする先端コンクリート。
捨てコンならどんな生コンでOKだから
本日はJOISの得意分野捨てコンについてご紹介しまっす。
捨てコンは先端コンクリートの舞台
捨てコンとは?
捨てコンとは、コンクリート工事において用いられる手法の一つで、基礎工事や土間コンクリート施工の際に、最初に薄く敷くコンクリートのことを指します。目的は、下地の不陸を整えたり、施工前の床面を保護したりすることです。この層は一時的なもので、後に本工事で使用するコンクリートが上に施工されます。
捨てコンは、施工中の土の崩れを防ぎ、安定した作業面を提供するため、現場の環境改善に寄与します。また、捨てコンがしっかり施されていると、最終的なコンクリートの仕上がりも良好になるため、重要な工程です。施工後は、適切な期間で養生を行い、強度向上を図ります。コストを抑えるためにも、必要に応じた厚みに設定することが望ましいです。
つまりJIS外品でも固まりさえすればなんだっていい
作業上安定した面が確保されることが目的であり、強度・耐久性が求められるコンクリートではないため、JIS規格を気にしなくてもいい、つまり、開発自由度の高い分野のコンクリートであることがわかる。
例えばカーボンニュートラル/サーキュラーエコノミー
カーボンニュートラル
例えば、普通ポルトランドセメントを減らすことのできるカーボンニュートラルコンクリートなどがその一例。Mapecubeシリーズを用いることで混合セメントの利用を推進し、製造原価を大幅に圧縮するなども可能な分野。
サーキュラーエコノミー
こちら、残コンから得られた骨材などのように資源循環を実現するなども規格の要求が及ばない分野であるため比較的自由度が高い。
このように見ているとJOIS(Japan Out-Industrial Standard)が得意とする捨てコンや土間コンは先端コンクリート研究・開発・実装の舞台として理想的であることがわかります。
つまり「土間コン」は自由度が高い
平面さえ確保できれば極論砕石や、他にやすいマテリアルがあればそれで構わない「土間コン」は先端コンクリート開発にとっての貴重な舞台であることがわかる。
JOISが先端コンクリートの研究・開発・実装をリードします
「コンクリートをもっと身近に」
予算を湯水のように使っても実装できないなんちゃって先端コンクリートを尻目にJOISではガンガンそんな特殊コンクリートの実装に成功していますっ。「伝える」情報発信でさらにさらに広げるよっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。