2025/02/05
地中に発生したちょっとした空洞・穴ボコも軽んじることは許されません
ちょっとした穴が生じるとそこが水道(みずみち)となって空洞が広がり果ては道路陥没なんて事態に発展しないように各地方の行政はCLSM(Controlled Low-Strength Material)を利用して維持修繕しています。
地中のちょっとした穴でも軽んじてはなりません
今回は杭を抜いた後のちょっとした隙間でもCLSMできちんと埋め戻しをする理由についてご紹介ですぞっ。
杭を抜いた後にCLSMで充填
こちら、残渣式流動化処理土と呼ばれるCLSM。地盤支持力など敢えて低強度に管理された流動性の高いJIS外コンクリートです。
どうして空洞を埋め戻すの?
オワコンちゃん(Chat GPT)の答え
解体工事で撤去された杭の後に空洞を埋め戻さずに放置すると、いくつかの問題が発生します。まず、空洞があることで地盤が不安定になり、周囲の土地や構造物に影響を及ぼす可能性があります。特に、雨水が空洞に浸透することで地盤が洗掘され、陥没のリスクが高まります。
また、空洞内部に水分が入り込み、凍結によって膨張することで、周囲の土壌やコンクリートにひび割れを引き起こすことも考えられます。さらに、空洞が虫や動物の巣になる可能性もあり、それによって衛生上の問題が発生することもあります。
このように、空洞を放置すると安全性や耐久性に悪影響を及ぼすため、適切な処置、つまり埋め戻しを行うことが重要です。もし既に空洞が発生している場合は、専門の業者に相談することをお勧めします。
水のように入り込んでそのまま周辺地盤同等に固まる
CLSMは泥水のように空洞を充填してそのまま周辺地盤程度の強度(支持力)にまで硬化する。地面の下のことは普段目に見えないし軽んじてしまいがちだけど大事故が起きないように各地方の行政や建設会社はきちんとケアをしています。
イワモル(CLSM)もJOISで研究・開発・実装
イワモル配合 | BFS | W | RG S | AD | air | 合計 | |
容量 | ℓ | 17 | 250 | 733 | - | - | 1000 |
質量 | kg | 50 | 250 | 1488 | - | - | 1788 |
JOIS
コンクリート実務家らが主体的に双方向に交流するオープンプラットフォームでは規格外コンクリートの市場創造を目指して各種取り組みが生まれています。
「コンクリートをもっと身近に」
しかし、怖いよねっ、普通に歩いてるだけで地面にぽっかり穴が空いてその中に落っこっちゃうって悪夢だよ。。 CLSMをもっと知ってもらって社会に貢献しなくちゃねっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。