2025/02/21
「どっちを選びますか?」 ①残コン捨てて処分費請求してくる工場 ②高度利用して地域インフラに還元させる工場

このところ、ゼネコン・工務店さんにこの話をするととにかく刺さる。「御社事業所で発生した残コンはこちらで高度利用(骨材や微粉末にして生コンの原材料にする)して地域のインフラに還元させてます。これ、いっちょかみしませんか?」。ただただ捨ててるだけよりよっぽど見栄えするよね?
どっちから生コン買いたいですか?
本日は、ゼネコンさん工務店さんにとって他人事ではいられなくなりつつある「残コン」について、①なんの工夫もなく捨てる生コン工場 ②勝手に高度利用してくれて地域のインフラに還元してくれる生コン工場 「どちらから生コン買いたいですか?」という問いについてご紹介でっす。
「なんでみんな真似しないんですか?」(入口)
「なんでみんな真似しないんですか?」木村土木足立専務のコメントけだし名言である。こっちがききたいくらい。初期投資数万円で運用コストも作業費のみの残コンステーション。生コンポータルでは10年以上の歴史を数えるが追従者の数は限られている。 #cnツーリズム #ナマコンバレー 最後のピース【木村土木】の残コンst視察
実績豊富なサーキュラーエコノミー(出口)
できない理由「出口(リサイクルして利用する先)がなかなかないから結局やらないほうがいい」を言い出す人には是非一度 #cnツーリズム #生コンバレー を体験してもらいたい。CLSMや「オワコン」「オコシコン」さらには通常の生コンクリート(規格外品)にだって全然ヘイちゃらで使ってもらってます。残コン足りないくらいです。
JOISの連中は率先して残コンを高度利用して生産された原材料(骨材や微粉末)を使った生コンの研究・開発・実装を行なっている絶。 JOISマークの生コン買わねえやついねえよな??
残コン高度利用する生コン工場から生コン買いましょう JOIS
コンクリート実務家らが相互に共鳴し創発されるプラットフォームでは各種先端コンクリート(規格外コンクリート)の研究・開発・実装が生まれています。
創ろうJOIS(Japan Out-Industrial Standard)規格外コンクリートの市場
「コンクリートをもっと身近に」
そんなわけでブログ書いてるといろんなアイディアも浮かぶし「伝える」情報発信にもなるし本当にいい習慣だよねっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。