2025/03/29
カーボンニュートラルと規格外コンクリートそしてエクストリームスポーツの意外な接点①

伊豆の山奥ではカーボンニュートラルスポーツパーク(CNSP)の建設が始まっている。やってて気づいたカーボンニュートラルと規格外コンクリート(「オワコン」「オコシコン」)そしてエクストリームスポーツの意外な相性の良さ。
CN/規格外コンクリート/エクストリームスポーツ
本日は以前よりご紹介のカーボンニュートラルスポーツパーク(CNSP)建設プロジェクトで気づいたカーボンニュートラルと規格外コンクリート、そしてエクストリームスポーツの意外な相性についてご報告ですー。。
残コン由来の「CN骨材」
こちら、crotchet / school に #ナマコンバレー の残コンstから搬入されたCN骨材は由来が残コンとなっている。含まれるCa(OH)2 が 大気中の CO2 と反応、CaCO3 に変化した CCU(Carbon Capture Utilization)材料。だから、カーボンニュートラル(CN)骨材と呼んでいる。
残コンst #ナマコンバレー
こちら #ナマコンバレー の生コン工場ICCに実装されている残コンstでは建設現場に持ち込まれ余剰となった生コンクリート「残コン」が処理され各種原材料に加工されている。
CNブロック
CNブロックはすでに林業・農業・建設業の他にもスポーツ施設などにも高度利用されている。 crotchet / school ではパンプトラックの資材として利用を予定されている。4月12日お披露目に向かって【カーボンニュートラルスポーツパーク】(crotchet / school)の設営が行われています
CN骨材
こちら、crotchet / school に搬入されたCN骨材出来立てほやほやの状態。
みんなも参加しよう! CNSPの建設!
こちら、 crotchet / school 校庭にて本格的に作業が始まっている カーボンニュートラルスポーツパーク(CNSP)。 しまやんやチャン・ジュン、オワちゃんらが中心となって進んでいるがもちろん興味がある人なら誰だって参加自由。パンプトラックの他に、パデルやピックルボール、バスケも楽しめる施設も並行して建設されている。
選手(写真)も道具を持ってパンプトラック設営作業に従事しています。みんなで作るみんなのCNSPだから愛着もひとしお。
パンプトラックの傾斜を作ったら締め固めは振動プレートなどさながら「オワコン」「オコシコン」の施工手順と酷似。 規格外のコンクリートとエクストリームスポーツの相性は良さそうだ。
そんな建設の様子はJOIS技術交流会 4.12 でもご覧いただけます。ぜひぜひこの機会にご参加ご検討ください。
JOISで遊ぼう!楽しもう! CNSP
JOIS技術交流会の会場の外はCNSPとなってます。セミナー受講するもよし、外で遊んでるのもよし、作業を手伝うのもよし。当日はカオス大歓迎で参ります!
2025/04/11
前夜祭)
1610 日経ホールから会場までバスのご利用がいただけます(定員54名)
1800 前夜祭 Lumber #ナマコンバレー (静岡県伊豆の国市長岡925)
2025/04/12
見学)
1030 伊豆中央コンクリート集合 (静岡県伊豆の国市長岡1407-34)
視察)
・残コンステーション
・CN骨材製造設備
・生コンプラント
・ドットコン/オワコン/オコシコン/CLSM展示
ランチ)
・Lumber #ナマコンバレー
・crochet / school セミナーハウス(静岡県伊豆の国市中1606−59)
※ランチはLumber または crotchet/schoolをご利用いただきます
セミナー)
「消滅する地方経済とコンクリート産業」
※会場 crotchet / school セミナーハウス にも地元飲食店が出店を予定しています。
1330 私立森学園「バカコン」(JIC・森先生)
1350 基調講演(香川高専・林和彦先生)
1420 コンクリートディレクター協会
・設立主旨説明(船尾サンコン)
・時間60m3簡易型プラント(セイア/日工/JOIS)
・生コン工場と現地プラントのコラボ(セイア)
・ナレッジシェア(加和太建設近藤剛)
・ゲストスピーチ「建設ディレクター」(よこぴ)
・JOISが提案するふるさと納税の返礼品「規格外コンクリート」
・リスキリングセミナー説明
-休憩 10分-
※1530からセミナー会場と屋外広場並行してセミナーと実演が始まります
各種規格外コンクリート(JOIS)事例紹介
・ドットコン/オワコン/オコシコン
・カーボンニュートラル/サーキュラーエコノミー
・CLSM
・その他
実演)
1530 リモート生コン工場オペレーション実演(セイア/日工/JOIS)
1600 エコスルプラス(小澤辰矢)
1620 残コンで作るスケートランプ/パデル・ピックルボールコート/バスケットコート他
※当日は各種イベントが併催されています
懇親会)
・Lumber #ナマコンバレー
・「残コンさんいらっしゃい」(ザンコンさん/白石建設・オカモン/ゲスト)
・他、ラジオ生放送、バンド出演、余興、ハプニング大歓迎
・翌13日昼まで続きます
「コンクリートをもっと身近に」
だからこそ「伝える」埋もれてないで発信しなくちゃっ。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。