2023/07/27
「セルドロン【残コン造粒材】としての取り扱いは見送り。re-con zero evoは【オワコン】製造向けに一本化」
薬剤を使わない残コン粒状化「残コンst」の確立に伴い、生コンポータルでは開発製品「セルドロン」の取り扱いを見送り、re-con zero evoについては「オワコンの素(Y弾)」向け用途に一本化をしていく。
セルドロンの取り扱いを停止します
残コンにはそもそも造粒材要らない
埼玉・渋谷建材や兵庫・泰慶生コン、そして静岡・ICCなどに設置されている残コンstでは薬剤を用いない残コンの粒状化が確立されている。このほど、生コンポータルではこうした状況を鑑みてこれまで残コンソリューションとして取り扱いを行ってきた国内総代理業務を行っているre-con zero evo(mapei)については消極的販売(「オワコンの素」としての販売へ一本化)、資本参画もしているセルドロン(グロースパートナーズ)については取り扱い見送りを決めた。
静岡県庁薬事課薬物対策班訪問
B材の内容変更に伴い輸入・販売業者登録の必要がなくなった毒劇物取り扱いについて県庁の指導を仰ぐために薬事課薬物対策班を訪問した。
取扱わないこととなるかもしれないとのことでしたので、登録については費用等も含めてご検討ください。
なお、申請書類は東部保健所または修善寺支所の
いずれかに御提出ください。
提出先:東部保健所(沼津市高島本町1-3)
tel 055-920-2107
:東部保健所修繕寺支所(伊豆市小立野66-1)
tel 0558-72-2310
(mailより引用)
re-con zero evoの残コン向け販売は消極対応といたします
いまから臨時理事会ですが、JIS粒状化骨材の全国試験はA材のみで対応、将来的に改良B材がリリースされたときは、新製品で対応ということになると思います
(RRCS事務局の藤井さんからのメッセージ)
RRCSではre-con zero evoのB材(現・二酸化アルミニウムナトリウム)の医薬用外劇物であることが判明したことを受け、臨時理事会を招集し(宮本さんはラジオの収録と重なり参加ができず藤井さんに一任していた)JIS粒状化骨材の全国試験に関してはA材のみ、または薬剤を用いない粒状化での参加とした。ちなみに、JIS粒状化骨材全国試験に関しては協力をするものの、実際の残コン造粒材としての販売は消極対応とし、「オワコンの素(Y弾)」としての販売に一本化していく。
【安心】厚生労働省化学物質安全対策室から新B材見解も出た!
(mailより引用)
懸案となっていた新B材の成分「硫酸アルミニウム」と「ポリ塩化アルミニウム」については毒物及び劇物取締法の規制対象外であることが確認された。リニューアルされる新re-con zero evoは毒劇物取締法の規制対象外となるため、輸入・販売に関する業者登録は不要。
でも資格試験マニアだから毒劇物取り扱い責任者にはなって登録も行います
数ある難関資格を突破し続けてきた文系出身の宮本さんの趣味の一環として6月25日からおよそ1ヶ月毎日10頁のペースで学習してきた毒物劇物取扱責任者試験は岩手・高知できっちり受験し、懇切丁寧にご指導いただいた監督官庁への「ご恩返し」ということで輸入・販売業者登録を行う予定。
さようなら、セルドロン。
宮本さんも開発に携わったセルドロンだが、残コンstではre-con zero evoも含めて薬剤の使用を取りやめたことにより、生コンポータルでの取り扱いは見送りを決定。
「さようなら、セルドロン。」
文字通り、これにてセルドロン事業からは宮本さんドロンいたします。とても悲しいけど、これで生コンポータルとしてはセルドロンに関わる一切の業務を行う理由がなくなりました。re-con zero evoも含めて散々生コン工場向け残コンソリューションとしてPRしてきたけれども、やっぱり薬剤などコストをかけずにリサイクルできる方が生コン工場や建設・コンクリート産業としてもハッピーだからねっ。時代は常に目まぐるしく変化し続けているよっ。
当社らでは引き続きRRCSらが推進する粒状化骨材のJIS化についてはに全力でご協力しますです。薬剤を用いない粒状化という分野が確立されればそれだけみなさんに喜んでもらえるはずです、はい。
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。