2024/06/15
「宮本くんは自分の造粒材(Re-con ZERO Evo)を売りたいだけ」原田常務(ZENNAMA)
生コン工場の味方であるはずのZENNAMAの役員が生コン工場が主体的に「残コン」を通じて資源循環・脱炭素を志向しようとしている事例共有に対して公式の場(共同事業委員会)で「宮本くんは自分の造粒材(Re-con ZERO Evo)を売りたいだけ」などと名指しで批判を行ったことに関して、生コンポータルでは正式に抗議の準備を進めている。
ZENNAMA原田常務の公式発言について
現在の残コンstはもはや造粒材を用いていないのですが、原田常務は宮本さんが以前「会長のいうことにはなんでもへこへこお追従する腰巾着」とコメントしたことをいまだに根に持っているのかもしれませんー。。
残コンstを取り巻く資源循環・脱炭素地域
以下のフローチャート、ZENNAMA共同事業委員会という公式の場で委員から提案された資源循環・脱炭素フローに対し、原田常務はにべもなく「宮本くんは自分の造粒材(Re-con ZERO Evo)を売りたいだけ(宮本の口車に乗せられるな)」と直ちに却下。つまり、ZENNAMAは組合員である生コン工場らが自力で連携して資源を循環させ脱炭素を志向していることを公式の場で非難した形となる。
残コンstフローチャート
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。
関連記事:地域や生コン組合が主導して未利用資源【残コン】を高度利用することで創造する資源循環・脱炭素社会
原田常務の勘違い?! 造粒材を用いない残コンst
現在、残コンや残渣はこちらのピットで粒状化再生細骨材の表面積を乾燥曝気のために利用することで粒状化が行われており、腰巾着、もとい、原田常務がZENNAMA共同事業委員会という公式の場でおっしゃっておられたように、薬を用いた粒状化を前提とした運営は行われていない。
関連記事:「残コンステーションではre-con zero evoやセルドロンなど市販の造粒材(改質材)を用いないでRG骨材を製造します」
こちら、薬を用いずに粒状化された残コンや残渣。
分級ヤード
「薬を用いずに」得られた粒状化再生骨材(原石)は分級ヤードにストックされこの粗骨材、細骨材、微粒分(混和材)に分級される。
分級設備。
こちらはCO2をたっぷり吸い込んだ残コン粒状化細骨材。原田常務の仰っておられる「造粒材」は無論使う余地はない。
残コンCCU(粒状化再生骨材、混和材)生コンの製造
こちら、通常の生コンクリートに比べて明らかに白色を呈している理由はCO2の色(炭酸カルシウム)と言って良い。
こちら、粒状化再生骨材・結合材BFS100%、残コナ(微粉末)100kg配合した生コンクリートはCO2排出を普通コンクリートに比べて99%抑制。
生コン組合が打ち出すCNコンクリートブランド
静岡県東部生コンクリート販売協同組合の志村栄一理事長(静岡生コン工組の副理事長)のコメントは「二酸化炭素削減やカーボンニュートラルといった課題にスピード感を持って対処」「残コン・戻りコンの削減や活用が生コン工場でできる方策の一つ」などと、残コンstの活用を示唆している。つまり、原田常務のコメントはそんな生コン工場や組合が率先して残コンstを利用して資源循環・脱炭素を達成しようとするその努力に冷や水をかけた格好。
造粒材を使わない残コンstの問い合わせはこちら
薬剤・造粒材を用いずに残コンを再生しコンクリート用骨材に加工することのできる残コンstについてのお問い合わせはコンクリート実務家のオンラインサロンJOISまで。
「コンクリートをもっと身近に」
ZENNAMAの役員であらせられる原田さんは来週でご勇退されると伺っていますが、なんで個別の企業や団体が努力していることに対して公式の場で名指しで宮本さんの悪口をおっしゃっているのか全くわかりません。インターネットのない時代なら中小零細企業の宮本さんたちは泣き寝入りしているところだったでしょう。そして、どうして生コン工場の味方であるはずのZENNAMAはコンクリート業界の妨害をするような御仁を役員として長年雇用していたのでしょうか。謎は深まるばかりです。こうした事実は埋もれさせることなくブログとして永遠にこの事実を残すだけでなく、正式に抗議をしたいと思います。
オワッコーン‼︎
作者・宮本充也
残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー
未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。
Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。
After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。