長岡生コンクリート
創発により紡ぎ出される
コンクリートソリューション

2023/06/03

「RRCS見学会スピンアウト企画。明治大学小山明男先生を囲む会が開催されました」

「RRCS見学会スピンアウト企画。明治大学小山明男先生を囲む会が開催されました」

豪雨・暴風の中開催されたRRCS見学会スピンアウト企画「明治大学小山明男先生を囲む会」では粒状化再生骨材を用いて製造されたコンクリートの実装までを見学した。



小山明男研究室別館kr-Quarry

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kr-QuarryではRRCS見学会(台風のため延期)スピンアウト企画・明治大学小山明男先生を囲む会が開催されていた。

 残コン女の子

今日は昨日(2023/06/02)本会は延期となったのに有志らでたくましく「小山明男先生を囲む会」が開かれた模様をご紹介しますー。冒頭、「小山明男研究室伊豆長岡別館にようこそ」とお調子くれた宮本さんからのご挨拶で始まった自主勉強会はこれまで見たことのないような豪雨にさらされる中、学生さんたちも参加し楽しい時間となりました。。

豪雨の自主勉強会

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台風が前線を刺激することで発生した線状降水帯にさらされる伊豆地方。

日帰りを予定していた参加者らも新幹線が止まったことで帰れなくなったんだ。本会を延期したRRCS藤井事務総長の英断は評価できるな。少人数になったこともあって有意義な議論だったぜ。

 残コン姐さん

①残コンst(造粒プロセス)

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洗浄水や残水から水分を搾るプロセスの説明。

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得られた残渣は当日の残コンにブレンドされ造粒される。

 残コン女の子

Quarryでの概要説明の後は現地の視察です。まずは、残コンst(造粒プロセス)のご説明です。学生の方々にとっては残コンstはもちろん、生コン工場に立ち入ることも初めてでしたー。

②ヤード(分級)

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残コンst(造粒プロセス)で得られた原石を分級するヤードの見学。https://www.nr-mix.co.jp/jois/blog/post_582.html

現在、粗骨材・細骨材の2系統に分級されているが、細骨材の吸水率改善や混和材製造を目的としたさらなる3系統への分級も議論されたぜ。詳しくはリンク(上記URL)を参考になっ。

 残コン姐さん

③実装された現場見学

 残コン女の子

締めくくりは、先般伊豆長岡温泉に実装を果たしたCPコンクリート(RRCSら)の見学です。現場で余って誰にとっても困りものだった残コンがどのように再生を果たすのか一連の様子がわかります。

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先般伊豆長岡温泉に実装されたCPコンクリートの説明をする大成ロテックのパイセン(左)とレイレイさん(右)。

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断面を示しながら舗装構造について説明をするレイレイさん。

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2種のポーラスコンクリート(V骨材と粒状化再生骨材)は園路に実装されている。

暴風・豪雨にさらされながらも一生忘れられない見学会になったはずだぜ。ちなみにこのあとはお楽しみLUMBERでの懇親会になったぜ。あまりにもひどい状況なのでとてもWEBで紹介できねえぜっ。

 残コン姐さん

本番は7月開催予定

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明治大学小山明男研究室と急接近を果たした大成ロテックパイセン。

残コンさん、残コン姐さん。経験したことがないような豪雨・暴風の中開催されたスピンアウト企画「明治大学小山先生を囲む会」のご紹介ご苦労様でございます。白石建設武南さん上澄水散水養生による骨材性能改善の提案を「コンクリじゃない」とCPコンソで話題にすらしてくれなかった安藤間の白岩さんはなぜか欠席だったけれども、本見学会では着実に粒状化再生骨材の規格化や普及が現実味を帯びました。関係各位、ありがとうございます。また、白岩さんにおかれましても、ぜひ嫌がらずいらしてください。心からです。
「コンクリートをもっと身近に」
いやー、それにしても学生たち気持ちがいいねっ。コロナど真ん中の学生さんたちは世間ではあれこれ気の毒とか言われてるけど、全然そんなことなくてとても元気な方々でした。さすが、僕の後輩たちです。はい。
というわけで、生コンポータルでは随時やる気に満ち溢れている見学者の皆さんを大歓迎していますっ。雨だろうが、槍だろうが、くる人は来るし、来ない人は来ないんだなって思いました。やっぱ、行動に移さなくちゃねっ。
オワッコーン‼︎

 宮本

 残コン女の子

ぉ、おわ?
延期となった本番ですが、7月に仕切り直しを予定しています。RRCS事務局からのお便りをお待ちくださいー。
残コン‼︎ オワッコーン‼︎

 残コン姐さん



作者・宮本充也

残コンステーションによる地域資源循環・脱炭素フロー

未利用資源「残コン」の高度利用を地域や組合単位で取り組むことで資源循環・脱炭素といった地域の課題を打破しつつ新たな付加価値(富)を創造する。地域や生コン組合主導の残コンステーションという提案。

Before:従来、建設現場で余剰となった生コンクリート(残コン)の大半は資源循環されることなく現地の中間処理業者らの手に委ねられあるいは最終処分場で埋め立て処分となっている。

After:一方、残コンステーションを実装した地域(生コン組合)では未利用資源として再定義され、廃棄されることなくフローチャートのように循環し、その過程で残コンやスラッジ水は「アルカリ刺激効果」を有し、CCU(Carbon Capture Utilization)材料としても脱炭素コンクリート(CNコンクリート)に貢献しうるマテリアルとして地域内で無限に循環し付加価値を生み出すことになる。

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:採石業務管理者/2級FP技能士